・水族館飼育員の学校で学ぶ内容を知りたい人
・水族館飼育員になるためにどんな勉強をするのか気になる人
水族館飼育員になるには、高校卒業と同時に就職するほか、大学や専門学校で知識を得たのち就職する方法もあります。進学をして学ぶ内容は、海洋生態学や動物学習心理学、海洋環境学などが代表的です。
水族館飼育員を目指す人は、水生生物に特化した授業のある学校を選ぶことをおすすめします。また専門学校では、ダイビング実習など、実習を通して水族館飼育員に必要な資格取得を目指すこともあります。
水族館飼育員になるための勉強内容とは
水族館飼育員になるまでの道のりや、学校で勉強することについて、それぞれご紹介していきます。
水族館飼育員になるまで
水族館飼育員を目指す道のりには、いくつか種類があります。高校卒業後に採用試験を受けて、水族館や動物園などに就職する方法がそのひとつです。
また大学や専門学校に進学して、水族館飼育員の必須知識を習得したのち、採用試験に臨む方法もあります。大学進学を検討している場合は、水産学部や海洋学部、畜産学などを選ぶと良いでしょう。
専門学校で学ぶ内容
未来の水族館飼育員を育てる専門学校は全国各地にあり、重視する分野は学校によりさまざまです。水生生物に特化した授業をおこなう専門学校もあり、基本的には2年制となります。
学科の授業では、海洋生態学や動物学習心理学、海洋環境学など、幅広い種類の水生生物についての知識を学びます。実習では、水族館見学実習や水槽管理演習など、実務に即した内容を学びます。また資格取得のためにダイビング実習をおこなっている専門学校もあります。
資格の取得を目標とする授業もあり
専門学校では、就職や実務で役立つ資格の取得を目指した授業を多く取り入れています。水族館飼育員の専門学校においては、潜水士の資格取得を目指す場合が多いでしょう。潜水士の資格を応募条件とする求人もあることから、在学中の資格取得を目標とする専門学校が多いでしょう。
潜水士の資格だけではなく、生物分類技能検定の取得を目指す専門学校もあります。生物分類技能検定とは、動植物の正しい分類についての知識があることを証明する資格です。
2級は水圏生物や動植物の生物検査の専門家を対象としています。どの資格取得に力を入れるのかは、学校によりけりです。専門学校に進学して水族館飼育員を目指す場合は、授業内容もよく確認しておきましょう。
以上、水族館飼育員を志すにあたり、学校で勉強することについてご紹介しました。専門とする生物の種類や、授業を通して取得できる資格は、学校ごとに違いがあります。授業内容について十分に情報収集をしたうえで、進学先を決めるとよいでしょう。