【動物飼育員】ボランティアでの仕事内容・探し方とは?

動物園の正職員として働く以外にも動物飼育に携わることができるのをご存じでしょうか。それが動物園ボランティアと呼ばれる仕事です。仕事内容や探し方で不安をお持ちの方も多いと思いますが、熱意さえあれば誰でも参加することが可能なのです。詳しくご紹介していきましょう。

この記事はこんな人向け!
・動物飼育員に興味がある人
・動物飼育に携わるボランティアを考えている人
・動物園や動物愛護センターなどで働きたい人

一般動物園

まず一般的な動物園で働くボランティアから紹介していきます。多くの動物たちがいますし、専門的ではないものの参加しやすい分野となります。

動物の説明をするガイド役

土日などの週末は動物園も多くの人出でにぎわうもの。そこで動物園の業務をお手伝いするのがボランティアスタッフとなります。

来園者に動物たちの生態や行動に関する説明をしたり、ふれあいコーナーでは動物との正しい接し方などを優しく指導します。

事前に研修を受けたうえで、動物の知識や園内のことを学ぶことが必要となります。

園内業務をお手伝いするサービスガイド

動物園で開催されるイベントのお手伝いをしたり、施設案内や迷子札の配布を行ったりします。この仕事も施設の概要を知っておく必要がありますから、事前に研修を受けることになります。

仕事の探し方としては、園内の掲示板やウェブサイトなどで「ボランティア募集」の案内が掲載されます。また自治体が運営している動物園ですと、市役所等のウェブサイトに載っていることがあります。

移動動物園

一般動物園とは違って、移動動物園は出張先で動物たちの展示をするものです。大きなメリットとしては、身近に動物と触れ合えることでしょうか。ここ近年ではニーズが高まりつつあります。

動物や人と身近に触れ合える

移動動物園の最大の特徴は、動物や人との距離が近いことにあります。珍しい動物こそいないものの、普段は出会うことがないヒツジやポニー、ウサギなどと触れ合うことができます。

また出張先も学校・病院・地域のイベントなど様々です。幅広い年代の人たちと親しくなれるでしょう。

また被災地や避難所など、人々の心をケアする活動も望まれています。

ボランティアは開催される現地で募集

移動動物園の数は全国的に見ても多くはありません。そのため遠距離を移動して現地で何カ所も周ることもあります。

そのためボランティアスタッフは現地で募集されることがほとんどのようですね。NPO団体やイベント主催者が募ることがありますが、一般動物園よりその頻度は多くはないようです。

動物愛護センターや鳥獣保護センター

捨てられたり虐待された犬猫を保護しているのが動物愛護センターですが、そこで活躍しているのは善意のボランティアさんたちです。

また鳥獣保護センターでは傷ついた野生動物のケアをボランティアが担うこともあります。

動物愛護センター

新しい飼い主を探してあげることがボランティアの仕事です。動物愛護団体に所属していなくても参加することができ、適切な手続きを踏んだうえで譲渡となります。

人に心を開かない犬猫もいる中、必要なケアをしつつ飼養するのは大変なことです。しかし、その子の新しい飼い主を見つけてあげた時、それに勝る喜びはないでしょう。

仕事を探す方法は、各自治体の動物愛護センターのウェブサイトを参照してください。

鳥獣保護センター

野生動物の中には、交通事故によるケガや病気などで野生に戻れない動物たちもいます。そのため人の手で飼養してあげることが必要となります。

ボランティアはそんな動物を引き取り、終生にわたってお世話をするというもの。知識がなければ大変な仕事ですが、その分やりがいはあると言えるでしょう。

ただし国や都道府県が定める「狩猟鳥獣」でなければ飼養はできません。

比較的大きな動物園には鳥獣保護センターが併設されている場合もあり、探すことは比較的容易です。また各自治体の獣医師会のウェブサイトでもボランティアの募集が掲載されています。

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