ハンドラーの仕事はフリーランスで働ける?

この記事はこんな人向け!
・ハンドラーに興味がある人
・ハンドラーの勤務時間や休日を知りたい人
・ハンドラーに憧れている人

ハンドラーという仕事には様々な業務があります。犬をエスコートするプロであるショーハンドラー、医療系の仕事に従事するセラピードッグやファシリティドッグ、またアジリティ競技に参加するハンドラーもいらっしゃいますね。

そこでフリーランスで働くにあたり、どんな業務が働きやすいのか?詳しく解説してみたいと思います。

フリーランスがほとんど?ショーハンドラーとアジリティハンドラー

まず犬を魅せるためのハンドラーに関して解説していきます。結論から言えば、かなりの方がフリーランスとして活躍されているようです。

ショーハンドラー(プロハンドラー)は個人営業がほとんど

ショーハンドラーを専門でされている方は、その多くがJKC(ジャパンケネルクラブ)の会員であり、ご自身の犬だけでなくJKC会員の犬をショーに出場させる資格を持っています。

またハンドラーの認定資格は段階ごとに等級がありますので、ハンドラーの卵から上級者・ベテラン・師範に至るまで技量によって幅広く存在していることになります。

多くのハンドラーの場合、個人営業をされている方がほとんどであり、どこかの企業・団体に所属していることは少ないです。

ショーハンドラーを専門でされているというよりも、本業とは別に副業といった感覚で業務に携わっているケースが多いのではないでしょうか。

アジリティドッグのハンドラー

ショーハンドラーとは少し違って、ドッグランなど犬のための施設に勤務されている方もいらっしゃいます。正社員・アルバイト・パートといった形で雇用されつつ、ハンドラーを目指している方も多く、特に協議会間近にはトレーニングにも熱がこもりますね。

また施設のオーナーがハンドラーとして活躍することが多いのも特徴です。訓練できる広い場所さえあれば、一般の方を相手に「犬のしつけ教室」なども開催できますので、趣味と実益を兼ねることも多いようです。

警察犬・災害救助犬などのハンドラー

警察犬・災害救助犬といった特殊犬の場合、フリーランスで働ける場合とそうでない場合に分かれるようです。それぞれについて見ていきましょう。

警察犬を訓練するハンドラー

基本的に警察犬の場合は警察官、麻薬探知犬の場合は税関職員と、公務員がハンドラーとなるため、フリーランスで働くのは難しいようです。

とはいえ民間の方が飼育・訓練している犬の中から合格した嘱託警察犬が活躍していることもあるため、一概にフリーランスの方がいないということではありません。都道府県によっては警察犬が全て嘱託であることも珍しくはないからです。

災害救助犬のハンドラーはボランティアが多い

災害救助犬の場合は、民間組織や団体が管理することが多いため、あくまでボランティアという形が多いようです。報酬を得ないという意味では線引きが難しいのですが、これも一種のフリーランスだと言えるでしょうか。

セラピードッグやファシリティドッグのハンドラー

どちらも医療に従事する犬として、人間の障害や病気の治療にあたる役割がありますが、基本的にフリーランスで働くということは難しいようです。

セラピードッグのハンドラーは、国際セラピードッグ協会などの団体へ所属する必要がありますし、ドッグセラピストの認定資格もそれらの団体から認められることになります。

またファシリティドッグのハンドラーは多くが病院勤務者であり、患者ごとの応じた専門医療の知識が求められるからです。

今後、医療で働く犬が増えることで、いずれフリーランスでも働けるようになるかも知れませんね。

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