・水族館飼育員のやりがいについて知りたい人
・水族館関連の仕事を知りたい人
水族館飼育員になりたいけど、臭そうだし、キツそうだし、わたしに出来るかな?など疑問をお持ちの方も多いと思います。
確かに水族館飼育員の仕事は、魚臭いし、重いし、状況によっては長いし、キツい仕事です。
それでも人気があるのは、嫌なこと大変なことを上回る「やりがい」を感じることが出来るからではないでしょうか?
今回は、水族館飼育員の「やりがい」のポイントをご紹介します。
水族館飼育員のやりがい
水族館飼育員の仕事の中で「やりがい」を感じるとことは、飼育員それぞれで違います。
それでも、生き物が好きなひと、人が好きなひと、自分の成長が認められるひと、のどこか(1つ~全て)に「やりがい」を感じています。
生き物たちとのふれあい
水族館飼育員になった人の中に水生生物が苦手の人はあまりいないと思いますが、水生生物に触れ合うことに「やりがい」感じる人は多いです。
好きな生き物と触れ合える
自分の担当が好きな生き物になるわけではないですが、職場の中に好きな生き物がいるということは楽しいことです。
しかも、自分の担当している生き物にも愛着がわき、意思疎通が出来たときには「やりがい」を実感できます。
飼育員ならではの貴重な体験が出来る
家では飼育できない生き物の担当になったり、担当にならずとも近くでお世話できたり、また、生き物の出産や孵化の瞬間に立ち会えるなど、飼育員にならなければ出来ない貴重な体験が出来たときにも「やりがい」を実感できるタイミングです。
来園者とのふれあい
来園者とのふれあいも飼育員として「やりがい」を感じる瞬間です。
来園者に生き物の魅力を伝えることが出来た時や、ふれあいプログラムなど来園者と直接触れ合った時に、来園者が喜んでいる表情を間近で見たときなどは「やりがい」を感じられます。
また、イルカショーなど催し物でも来園者の笑顔が「やりがい」につながり次回も頑張ろうと思うのです。
自分の成長
毎日、新しいことが起こり学ぶことがあるので知識が増えます。
そして、増えた知識を次回使うことが出来れば、自分が成長したことを実感でき「やりがい」につながるのです。
飼育員の仕事の中には、飼育記録や生態を調査・研究が含まれます。
その記録・調査・研究の時、誰も知らない生態を発見出来た際には公表出来るので「やりがい」を感じるのです。
水族館での催し物やショー、展示方法などは飼育員企画で行われることが多いので、企画が好評であれば「やりがい」は増します。
大変なこと
水族館飼育員の「やりがい」を紹介しました。
しかし、いいことばかり紹介してはいけないと思い、飼育員になると大変なこともご紹介します。
死に向き合わなければならない
好きな生き物たちの飼育で「やりがい」を感じますが、命を全うした生き物や、何らかの理由で息絶えた生き物たちの「死」を受け入れなければならないときがあります。
愛情や愛着がありますので、とても悲しい出来事です。
しかし、人間に比べ寿命が短い生き物も多いので必ず訪れることになります。
悲しみに浸りすぎて、他の生き物の飼育が出来なくなったらいけません。
悲しみながら、仕事を続けなければならないので、とても大変なことです。
年中手荒れ・あかぎれ
飼育員の仕事は、餌や水槽など水に触れていることが多いです。
肌が強いといっても、寒い冬でも水なのは当たり前で、手に何か塗ると水質が変わったり餌に付いたりするので、年中あかぎれと手荒れに悩むことになるかもしれません。
もちろん勤務後は、ハンドクリームや薬品を使ってケアすることも大事です。
腰痛・膝痛
飼育員は重労働、肉体労働です。
餌も水槽も水も生き物の運搬も全て重たい物です。
最近は運搬や上げ下ろしはフォークリフトや車が使われるようになりましたが、細部まで入っていくことは出来ないので最終的には人力になります。
持ち上げるときに腰や膝を痛める危険性があるのです。
まとめ
水族館飼育員のやりがいについて、ご紹介しました。
- 水族館飼育員はキツい仕事なのに、嫌なことを上回る「やりがい」がある
- 生き物と触れ合うことの「やりがい」
- 出産など飼育員でしかできない体験が出来る「やりがい」
- 来園者が喜んでくれたとき、触れ合えたときの「やりがい」
- 飼育員の仕事の中での成長を感じたときの「やりがい」
- いいことだけじゃない「死と向き合うこと」「手荒れ」「腰痛」は避けることができない
水族館飼育員の仕事は、つらい厳しい仕事です。
しかし、嫌なことを上回る「やりがい」を感じられるます。
この記事をお読み頂いて、水族館飼育員を目指すための参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。