日本と海外のブリーダー資格の違いや考え方

この記事はこんな人向け!
・ブリーダーに興味がある人
・ブリーダーの資格や考え方を知りたい人
・海外のブリーダー事情を知りたい人

世界ではペット先進国が多くブリーダーの仕事は確率していますが、海外と日本では概念の違いもありますので資格への理解や考え方について説明していきます。

日本と海外ブリーダー資格の考え方

海外ではブリーダーの仕事はかなり専門職として考えられ、手厚い支援なども進められていますが、残念ながら日本はペット後進国と言われ、まだまだ海外には及びません。

日本のブリーダー資格

日本のブリーダーの仕事では専門資格はありません。犬に関わる資格について取得があるとより良いと考えられています。

基本資格としても、動物を販売するにあたり、保管や販売など項目が決められている程度です。

海外のブリーダー資格

海外の場合、ブリーダーとして開業するにはかなり厳しい資格が必要で行政許可が下りない限り開業は出来ません。日本との大きな違いは、万が一違法な開業の場合には法的処罰で禁固刑など課せられます。

日本では違法行為があったとしても罰金を支払う程の処罰しか設けられいないことから、資格に関する概念の大きな違いがあります。

日本と海外ブリーダーの販売方法の考え方

海外ではペットショップで購入するという光景はほとんどなく、ブリーダーからの直接購入が当たり前となっています。

日本のブリーダー

日本ではペットショップで犬を購入するというケースがほとんどで、インターネットやブリーダーから直接飼うという考えは先ず少ないと言えます。

子犬を卸し流通させる流れで犬の販売となります。対面販売はようやく義務つけられていますが、以前は犬だけ電車や飛行機に乗せられての販売もできるほど、ずさんと言っても過言ではない対応でした。

海外のブリーダー

犬をショーケースに入れての販売はありません。必ずブリーダーに予約をして、飼い主が会いに行き購入します。

きちんと成長するまでブリーダーがしっかりと管理して安定した3カ月以降に引き渡すのが主流です。

こうすることで、飼う事の不安も軽減され犬を手放す飼い主も減り、育児放棄も減少され、繁殖過多にならないよう、計画をもってブリーダー業を行うことが出来ます。

なにより海外ブリーダーの素晴らしい所は、すべての国ではないにせよ、殺処分ゼロの仕組みが根本から出来ているという点です。

日本においては、まだまだ無理な繁殖や無責任な飼い主が少なからずいることで、動物が行き場を失い、殺処分される本当に悲しい身勝手な実態があります。

ブリーダーは命を生み出す素晴らしい仕事で、その産まれた動物が「決して不幸にならないような環境を作ること」も大切な使命になると言えます。

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