現状やこれからのブリーダーの需要や将来性について

現代ではペットブームが長く続き、犬が家族の仲間入りする時代ですが、ブリーダーの現状・将来性や需要状況、今後の見通しなどについてお話していきます。

この記事はこんな人向け!
・ブリーダーに興味がある人
・ブリーダーで副業ができるかどうか知りたい人
・ブリーダーという職業を知りたい人

ブリーダーの現状や需要状況について

ペットを飼う人の数は年々増加傾向ですが、詳しい現状やブリーダーの需要状況について解説していきましょう。

ブリーダーの現状

ペットの種類として最も多いのは「犬」。1979年には46.1%の保有率だったのが2000年には63.8%とかなり増えており、現状を維持しています。

ブリーダーは犬に限らず「猫」も一緒に行う場合もあり、更に29.2%を占めていますのでまさにペットブームと言えるでしょう。

今後もこのブームの波と共に増え続ける事は予想されます。

ブリーダーの需要状況

ペットブームが続く中、ブリーダーの需要は高まってきています。

ホームセンター内にペットショップを出店したり、路面店以外でも子犬を必要とする場所も多くなっているのでブリーダーの需要も期待できる傾向です。

住宅事情や所得状況の変化により、犬を向かい入れる家庭も増えていることや、品種改良により愛玩犬と呼ばれる犬も、感情移入のしやすい癒しの対象として人気が高まっている要因の一つでもあります。

ブリーダーの将来性について

ブリーダーを続けていて将来性はあるのか、どのように進むことで今後の状況が見通せるのかお話していきます。

環境整備や法改正

環境省がブリーダーを管轄しており、動物愛護法が改正され環境整備が進められてきています。

飼育スペースはもちろん、健康管理や犬の既往歴、年間出産回数や引渡し期間の変更に至るまで全て細かな記録により整備が整いはじめ、ブリーダーは専門業として変化をしています。

今現在も、動物取扱業の登録をせず、金銭目的だけで販売を行うブリーダーも存在するのも事実です。

不正手段で登録した場合には100万円以下の罰金に処せられますし、遺伝疾患を持った子犬が流通することで大きな問題に発展することも考えられます。

こうした整備が行われることで、将来を見据えしっかりと安定した仕事としてブリーダーの将来は明るくなっていきます。

個々の認識

どれだけマニュアルや整備が整ってきたとしても、個々の考え一つで、ブリーダーとして仕事を続けられるかにも違いが出てきます。

人気犬種に偏り、ブーム目的の繁殖ではなく、優秀な純血統を守る繁殖を行える、専門の知識を持つブリーダーが多くなる事が望まれていくでしょう。

引き渡す際には、犬の知識や飼い方をアドバイスすることで、むやみに手放したり、飼育放棄の実態も減少に繋げることが出来ます。

ブリーダーの質の向上が将来性に欠かせない条件と言えるでしょう。

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