ブリーダーは命に関わる仕事ですので、悲しい別れを目の当たりにすることや、他にどのようなことに苦労するのか、詳しくお話していきます。
ブリーダーの苦労とは
ブリーダーを職業としてお考えの方も多いでしょう。病気などのイレギュラーなことが発生した際は日々の管理に追加でするべきことも増え、苦労することも多いでしょう。
また、子犬が生まれなければ収入を得ることは出来ずブリーダーとしては苦労することも多いでしょう。こういったブリーダーの苦労をご紹介します。
子犬が産まれないとき
繁殖は母体のことを考えて1年に1度が望ましいと言われています。交配時期ですが、観察不足やタイミングが合わないとその1年に一度の出産の機会を逃すことになります。
大きな犬舎を持っているブリーダーであれば他の犬もいますので問題は少ないですが、管理頭数の少ない個人ブリーダーを目指す方にとっては、些細なミスが大きな痛手になります。
結果的に、子犬が産まれずに収入がないと、親犬や子犬にかけるためのメンテナンスのお金も十分に作れずに苦労することでしょう。
手入れや高齢犬の面倒を見る事
多数の犬がいると、毛の手入れ、爪切り、肛門腺絞り、バリカンなど膨大な時間がかかります。
扱う犬が長毛犬や手入れが必要な犬種であれば毎月カットを行うため、そういったお手入れをやってもやっても終わらないなど、非常に苦労します。
また、生き物ですので必ず「老い」がやってきて老犬介護が始まります。食事がとれなくなったり、歩けなくなる、犬でも認知症があると言われているためウロウロ歩き回ることもあるかもしれません。
介護に時間帯は関係ありませんので、夕方の仕事を終えても介護という仕事をする必要が出てきます。例えば、寝ているときに深夜に起こされるなど、つらいことも多い仕事です。
ブリーダーのつらいこと
犬を扱う仕事ですので、必ず「別れ」がついてきます。何度経験しても慣れることはなく、つらいことを理解してブリーダーを目指す必要があります。
お別れの時
必死にブリーダーを支えた犬たちも老いて亡くなる日が来ます。中には病気で若くして亡くなる子もいます。
命あるものは必ず終わりが来ますが、ブリーダーという仕事をする人にとって一番つらく、厳しい事が看取ることだと思います。
最後まで看取るまでがブリーダーの仕事である事を十分に理解しておくことが大切です。
病気になった時
生き物ですので、若くして病気になる子もいれば、生まれながらに疾患を持って生まれることも稀にあります。
ブリーダーは犬を誕生させた責任があるので、最後まできちんとお世話をするという事を絶対忘れないでください。
どんなに手当をしたり看病をしても、苦しんで亡くなる子もいます。思わず目を背けたくなる時もありますが、どんなにつらくてもしっかりと向き合うことがブリーダーの大切な仕事になるです。
ブリーダーの仕事にはつらいことや苦労はありますが、命と向き合う仕事だからこそやりがいもあるため、しっかりと考え、目指してほしい仕事でもあります。