ハンドラーの資格、日本と海外の違いとは?

この記事はこんな人向け!
・ハンドラーに興味がある人
・ハンドラーの資格について、日本と海外の違いを知りたい人
・ハンドラーに憧れている人

近年は日本でもハンドラーという仕事が認識されつつあり、犬を美しく魅せる、または人の役に立つ犬を育成するという意味で注目を集めています。

とはいえハンドラーの技術は海外の方が最先端を走っており、いずれは海外で活躍したいというハンドラーさんも増えています。そこで日本と海外におけるハンドラー資格について、その違いを解説してみたいと思います。

海外ではこれといった資格制度がない?

まずはハンドラーの資格に関して、海外の事情を見ていきたいと思います。ここではドッグショーなどで活躍するハンドラーとして説明していきますね。日本とはどういったところが違うのか?そこから犬とかかわる社会の違いが見えてくるでしょう。

認定資格のある日本のハンドラー

まず日本のショーハンドラー(プロハンドラーとも)の多くはジャパンケネルクラブ(JKC)が認定する資格に基づいています。A・B・C級と各段階に分かれており、知識や技能に応じて取得できるライセンスが違ってきます。

また経験年数も大きく左右しますので、より経験を積むほど上級資格が取得しやすくなります。

海外のハンドラー

海外では一部で認定資格が存在しますが、多くの場合は経験値が物を言います。トレーナー(ハンドラー)がいて、その方に付いて学ぶという形が多いので、技術だけでなくトレーニングスタイルも学べるのが特徴です。

またトレーナーによってハンドリングや訓練方法が違ってくるため、独自の流派を学ぶと言った方が良いかも知れません。

またマニュアルに沿った指導方法ではなく、より感覚的な教え方がメインですので、もし学ぶのであれば英会話能力も必須となるでしょう。

海外でハンドラーの技術を学ぶには?

国際研修団体では、海外で活躍できるハンドラーを養成するプログラムも定期的に募集しています。

例えば希望する国のドッグトレーニング施設で研修し、その国独自の技術を学ぶことも可能ですし、年単位で時間を掛けて学習することもできます。

ただし事前に選考試験があったり、英会話が必須だったりしますので、相応の準備は必要になるでしょう。

海外で活躍するファシリティドッグたち

病院などで患者さんのケアをするファシリティドッグですが、日本と海外では事情は大きく異なるようです。次に海外で活躍するファシリティドッグハンドラーについて解説していきましょう。

日本で活躍するファシリティドッグとは?

国際基準を満たし、日本で活躍しているファシリティドッグは数頭しかいません。確かに適正な資質を備える基準が厳しい面もあるのでしょうが、あまりに少ないのが実情です。

またファシリティドッグのハンドラーも資格は不要なのですが、成り手がいないという現実もあるのです。

病院の勤務者がハンドラーになることが多く、専門のハンドラーが育ちにくいという事情があります。またファシリティドッグに対しての認知度がまだまだ低いということも言えるでしょう。

海外のファシリティドッグの実情

いっぽう海外では、犬が人間に与える心理的影響の研究が進んでおり、積極的にファシリティドッグ制度が導入されています。

例えばアメリカですと、世界最大級の育成施設では年間40頭ものファシリティドッグたちが卒業しており、現場で活躍しています。またそのような施設が国内に何カ所もあるため、おそらく100頭以上の犬たちが新しく勤務に付いているのではないでしょうか。

こういった現実を見ると、日本でもっとファシリティドッグが活躍しても良いのでは?とも思えますよね。

伸びしろをもつ日本のハンドラー業界

確かに日本でもハンドラーという職業が徐々に認知されつつあり、希望者も多くなってきているようです。昨今のペットブームに伴って、テレビなどのメディアでも多く紹介されており、日本のハンドラー業界にも、まだまだ伸びしろはあるのではないでしょうか。

海外の良い面を吸収しつつ、いずれ日本のハンドラーたちが活躍できる社会を望みたいものですよね。