・乗馬インストラクターになるための資格について知りたい人
・馬や人と触れ合うお仕事を探している人
現在の日本国内では、乗馬インストラクターになるための国家資格はありません。
しかしながら乗馬インストラクターの代表的な就業先である乗馬クラブで働くためには、国乗馬倶楽部振興協会が定める民間のインストラクター資格が必要となります。
就職でも有利に働くことが期待できるため、この資格は取得しておきましょう。
またリハビリや福祉、心理学といった知識は、障がいを持つ方の乗馬体験で役に立つので、興味のある方は目を通してみましょう。
乗馬インストラクターになるには資格は必要?
乗馬インストラクターになるには資格を要するのか、あると役立つ資格は何かを紹介していきます。
国家資格はないがインストラクターは必要
乗馬インストラクターになるために必須とされる国家資格はありません。
しかし乗馬クラブで働く際には、全国乗馬倶楽部振興協会が定める民間のインストラクター資格が必要となるので注意が必要です。
就職活動をする際にも、乗馬スキルを有している明確な証明として企業に提示できるため、インストラクター資格は取得しておいた方がよいでしょう。
全国乗馬倶楽部振興協会が定めるインストラクター資格とは?
乗馬インストラクターの民間資格のうち、全国乗馬倶楽部振興協会が定める資格にはブリティッシュの指導者資格とウエスタンの指導者資格があります。
いずれも乗馬クラブでインストラクターとして働くために必要な資格です。
日本国内の乗馬クラブではブリティッシュ式が主流であるため、こちらの取得を目指すとよいでしょう。
全国乗馬倶楽部振興協会が定めるインストラクター資格は、初級、中級、上級に区分されているので、まずは初級の取得を目標とすることをおすすめします。
指定の講習会を受講し、認定試験に合格すると初級資格が得られます。
リハビリ系の知識に目を向けるのもおすすめ
乗馬インストラクターとして働くなかで、障がいを持つ方の乗馬体験に携わることがあります。
そのため理学療法や作業療法などのリハビリ系の知識があると、より円滑に業務にあたることができるでしょう。
ホースセラピーを目的として乗馬クラブを訪れる方もいるので、心理学の知識も役に立つと思われます。
就職活動を迎える前に、リハビリや福祉、心理学の知識を身につけておくと、実務で有効活用できるでしょう。
いかがでしょうか。
乗馬インストラクターとしての資格だけではなく、関連する他分野の知識を有していると、より広い視野で仕事ができるでしょう。