競馬調教師は何歳まで働けるの?

この記事はこんな人向け!
・競馬調教師に興味がある人
・競馬調教師が何歳まで働けるか知りたい人
・動物と触れ合う仕事を探している人

競馬業界で競馬調教師として長く働きたいと考えたときに、頭をよぎるのが定年制の存在ではないでしょうか。

JRA(日本中央競馬会)では、70歳定年制が採用されています。

また65歳を迎えて引退もしくは勇退した調教師は、慰労金支給の対象となります。

NAR(地方競馬全国協会)は所属ごとに定年の扱いが異なる点が特徴です。

70歳前後を定年の目安とする所属先が多いなか、定年を設けていない所属先もあります。

何歳まで競馬調教師として働けるの?

競馬調教師として働けるのは何歳までなのか、順番に紹介していきます。

JRA(日本中央競馬会)は70歳定年制を採用

もともとJRA(日本中央競馬会)には定年制がありませんでした。

定年制を設ける前の組織体制では世代交代がスムーズに進まなかったこともあり、日本調教師会によって70歳定年制が提案されたといわれています。

調教師の70歳定年制の導入は1989年2月28日からとされましたが、本格的に運用が始まったのは2000年以降です。

定年を迎える年齢は70歳ですが、65歳を迎えて引退もしくは勇退した調教師には、慰労金を支給する制度が設けられています。

NAR(地方競馬全国協会)は所属ごとに異なる

JRA(日本中央競馬会)は近年に入ってから定年制が設けられましたが、NAR(地方競馬全国協会)の定年に対する扱いは、所属によって異なる点が特徴です。

南関東の例では、浦和競馬が76歳を過ぎて迎えた直近の3月31日、船橋競馬が75歳後の3月31日を定年としています。

また大井競馬は72歳後の3月31日を定年とするなど、70歳前後が定年の目安といえるでしょう。

なかには川崎競馬のように定年制を採用していない所属場所もあります。

騎手時代も含めて、70年以上現役で活躍した調教師もいるそうです。

競馬業界で働く他職種の引退状況は?

競馬業界に関わる職種は競馬調教師のほかにも複数ありますが、何歳まで働けるかは各職種の特性によって異なります。

競走馬とレースを共にする騎手に関しては、定年制は設けられていないものの、平均して30代後半で引退する人が多数です。

比較的早い年齢で引退する理由としては、運動能力の低下や、加齢によって体重維持が困難になることがあげられます。

騎手を引退した後は、これまでの経験を生かして調教師や厩務員として働く人が多いです。

いかがでしょうか。

競馬調教師は経営者としての仕事が多いため、肉体労働中心の職種よりは高齢となっても働きやすいでしょう。

生涯現役を目指す場合には、定年制のない所属先を探してみるのもよいかもしれません。

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