水族館飼育員は独学で知識とスキルを習得できる?③

この記事はこんな人向け!
・水族館飼育員に興味がある人
・水族館飼育員に独学でなれるか知りたい人
・水族館関連の仕事を知りたい人

生き物の中でも海洋生物が特に好きな場合、水族館の飼育館を目指している人もいるでしょう。水族館では多くの海の生き物が展示されており、その世話をするには知識とスキルが要求されます。

そのため、水族館の飼育員になるには相応の準備をしなくては採用されないこともあります。この職業に就くために学習をすることができますが「独学で必要な知識を吸収することはできるのか?」「どのように学習すればいいのか?」と疑問を感じることもあるでしょう。水族館の飼育員になるための方法について紹介しましょう。

全5回にわたってお送りいたします。今回は、ダイバーと学芸員に独学でなれるのか簡単に紹介します。

独学でも資格取得できるのか?②

ダイバーも独学で取得が可能

水族館では動物のエサやりや掃除などで長く水中に滞在しなくてはいけないこともあります。その際にスキューバーダイビングができるなら、水中で長く滞在できるスキル証明となるため、資格を持っておくと良いアピールになるでしょう。スキューバーダイビングのスキル証明には「Cカード」の取得を目指しますが、これは民間団体が発行している認定証です。

資格ではありませんが、ダイビングができる証明にはなり認知もされているため、持っておくと説得力を与えることはできます。学科の難易度は高くはなく独学でも合格している人がいるため、専門学校に通わなくても取得可能です。ただ、スキューバーダイビングは人によって向き不向きもあるため、事前に一度体験しておくなら自分に合っているのか確認できて自信が付くでしょう。

学芸員の取得は条件が厳しく難しい

水族館の飼育員として働く際は、学芸員を持っていると有利になります。これは、資料の収集や保管、展示などを担当するための専門職員をするために必要な資格です。水族館では生き物を扱うことが多いですが、展示物や資料の保管などの事務作業もあり、重要な書類を扱うこともあるため、資格として持っていると採用率を上げることができます。

ただ、学芸員は資格として条件がいろいろあるため簡単に取得できるわけではありません。条件はまず大学の進学が必須であり、博物館などの科目の単位を収める必要があります。その後に認定試験を受けることができますが、合格は大体半数以上いるため内容自体は難しいものではありません。

ただ、大学の進学と科目の単位があるため、今から進学を考えているなら大きな問題ではありませんが、高卒の場合は条件が厳しいと言えます。また、学芸員の資格を持っているなら、飼育員ではなく学芸員として採用される可能性もあるため注意しておきましょう。

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