・家畜人工授精師の就職先を知りたい人
・酪農に興味がある人
家畜人工授精師の就職先は、農協、牧場、家畜診療所など多岐に渡ります。
特に酪農では、牛の受胎率が経営に大きく関わってきますので、家畜人工授精師は欠かせない要員です。
そして家畜人工授精師としての経験を積むことにより個人で独立して開業することも可能なので自分のペースに合わせて幅広く活躍することができます。
家畜人工授精師の就職先の種類・活躍の場は?
酪農家の要とも言える、家畜人工授精師ですが、そんな家畜人工授精師の就職先の種類と活躍の場はご存知でしょうか?
家畜人工授精師の就職先と活躍の場についてそれぞれお伝えしていきます。
家畜人工授精師の就職先の種類は?
家畜人工授精師の就職先の種類は様々ですが、求人数の多くは牧場から出されているため、未経験からでも飛び込みやすく、最初のステップとして働きやすいのは牧場などの農家ではないでしょうか。
牧場で働く場合、家畜人工授精師としての業務以外に牛の飼育や牧草の栽培なども行う必要があり、農場の経営も学びながら仕事をすることができます。
それでは牧場の次に求人数の多い、農協、家畜診療所について説明します。
①農協
農協とは農業協同組合の略称で農業を経営するための指導や農畜産物の共同販売などの農家のサポートを行っている企業の事を指します。
農協での家畜人工授精師は技術職として働き、主に農家からの授精依頼を受けた後に授精や移植のため現地に向かいます。
発情しているのを確認し、問題がなければ通常の流れで人工授精を行うことになるのですが
授精が終わった後にも事務所での事務的な仕事がかなり多く、牛の登録業務まで行う必要があります。
その他、和牛に授精した場合には鼻紋取りや審査なども行うことがあります。
収入面では、資格手当はつきますが基本給が安い傾向にあるため牧場等で働いている平均的な家畜人工授精師の稼げる金額よりも少なめになることの方が多いようです。
そして、朝早いのはもちろんのこと、残業があるのも当たり前で休日は他の部署よりも少なくなってしまっているのが現状です。
②家畜診療所
家畜診療所では牛の手術や繁殖検診、ワクチン接種のような一般的な診療のほか、人工授精や受精卵移植を行っています。
フリーランスの家畜人工授精師を求めている家畜診療所では、業務委託で求人を出している企業もあります。
家畜人工授精師の活躍の場
家畜人工授精師は実績を積んで経験値を上げることにより牧場での農場長やリーダー業務を目指していくことができます。
そして求人数は少なめですが、これまでに挙げた就職先以外にも動物病院や酪農公社、市区町村役場などで働くこともできます。
そして経験を積んで独立開業することも可能なため活躍の幅は今後も広がっていくことでしょう。
いかがでしたでしょうか?
家畜人工授精師の就職先には様々な種類があります。
経験を積み、よりスキルアップできる道を選択することも可能な仕事です。