・酪農家のリアルな声を知りたい人
・動物と関わる仕事を知りたい人
みなさんは酪農の仕事について、どのようなイメージを持つでしょうか?
一般的に、「家業を継ぐ」というイメージが強いかもしれません。しかし、ある程度の規模感の農場では、正社員を雇用しているところも増えています。
そんな「動物に関わる仕事がしたい」と、就職先として畜産を選択する方を応援したい。そんな思いを持つ、実際に酪農家として働いている方から、酪農家を目指す方へのメッセージをまとめました。
経験者が語る!酪農家を目指す方へのメッセージ
酪農や畜産の経験者からのメッセージをまとめました。酪農家としてのやりがいや魅力から、注意しておきたい点も紹介しているので、ぜひ、今後の進路を決める上で参考にしてみましょう。
休日や一日のスケジュールは確認しておこう
現在の日本では、仕事と生活の調和を目指す「ワークライフ・バランス」という言葉が浸透してきています。生活のためにも仕事は大切です。ただ、仕事以外の時間も充実して過ごしたいものですよね。そのためにも、酪農家の一日・年間のスケジュールはよく確認しておきましょう。
酪農の仕事は、毎日の搾乳や牛の世話が中心です。酪農家は動物が相手の仕事です。そのため、季節や天候に関係なく、365日毎日仕事を行う必要があります。休日はシフト制の勤務形態を採用しているところが多いでしょう。なかなかまとまった休みが取れないところが多いようです。
酪農の一日のスケジュールも見ておきましょう。酪農家の1日の仕事は、朝の早い時間から始まります。そして、仕事を終えるのがだいたい午後8時ごろです。(働く職場によって就業時間は前後します。)労働時間は一般的な仕事と比べると長めでしょう。また、生き物が相手の仕事なので、急な病気などの対応も求められます。体調管理には細心の注意を払わなければなりません。
どんな人が向いているのか
酪農や畜産の仕事は、ルーティンワークです。毎日決まった同じ仕事を行うため、努力を積み重ねることができる、根気の強い方には向いています。
また、動物相手の仕事なので、動物が好きという方にも向いています。牧場には牛や豚、羊など、さまざまな動物を飼育しているところがあります。動物好きにはたまらない職場でしょう。
仕事のやりがいとは?
酪農家の仕事のやりがいといえば、「自然の中で、動物を相手に仕事ができる」ことです。
酪農家の仕事は、朝が早く肉体労働なので大変なことが多いです。しかし、それ以上に、やりがいを感じられるはずです。自然の中で動物と触れ合うことができるので、心のリフレッシュには最適でストレスも感じにくいはずです。
さらに、牛のお産や哺乳といった、動物の仕事ならではの場面にも立ち会えます。命が生まれる瞬間を数多く経験することができ、貴重な達成感を味わえるのもやりがいの一つです。
まとめ
いかがでしたか?
酪農家の仕事はハードですし、休日や勤務体系の自由度が低いです。ただ、やりがいや心の充実感は、ほかの仕事以上に感じられます。ぜひ、酪農家として働き、日本の酪農業界を盛り上げていきましょう!