・副業でハンドラーをやりたいと考えている人
・ハンドラーに憧れている人
犬に関する知識や技術が必要となるハンドラーは、様々な環境で活躍しています。経験が必要な仕事だし、副業として働くなんて難しいだろうと思う方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、ハンドラーは副業で働けるのかについてお話していきます。
ハンドラーは副業でも働けるの?
結論から申し上げますと、ハンドラーは業務内容によって副業が可能な場合と難しい場合があります。
何故なら、その活躍の場も業務内容も様々だからです。ドッグショーで活躍するショーハンドラーもいれば、病院や空港で活躍するハンドラーもいます。
それぞれ環境が大きく異なるため、副業に向いているか難しいかという事も違ってきます。
それでは、副業に向いているハンドラー、副業が難しいハンドラーの違いとは何でしょうか?
副業に向いているハンドラーとは?
まずは、副業に向いているハンドラーをご紹介します。
ショーハンドラー
ショーハンドラーとは、ドッグショーで犬をエスコートすることが仕事です。
実際に多くの方が副業として活動しています。それなら副業として働くのは簡単なのでは?と思ってしまいそうですね。
しかし、本番のエスコートだけではなく、当日までのトレーニングや準備も大切なので、時間も労力もかなり必要になります。
現在副業として活動をしている方は、本業がブリーダーやドッグトレーナーである場合が多いようです。普段から犬と関わりが深い方に向いていると言えるでしょう。
セラピードッグ
コンパニオンドッグを連れて複数の施設に通うセラピードッグのハンドラー。
副業として活動する場合、週末の休日を利用する方が多いようです。
しかし、いきなりセラピードックのハンドラーとして副業を始めようとしても難しいでしょう。まずは、ドッグセラピストの資格を取得することをおすすめします。
また、この仕事は日本での認知度がまだまだ低く、ボランティアとして活動をしている方が多いのも事実です。
認知度を高めるためにも、セラピードッグのハンドラーとしての副業を目指してみてはいかがでしょうか。
副業が難しいハンドラー
上記で紹介したハンドラーも簡単に副業として始められるわけではありません。しかし、それ以上に副業として働くことが難しいハンドラーもいますので、順番にご紹介します。
ファシリティドッグ
ファシリティドッグのハンドラーとして現在活動している方は、全員医療従事者の方です。そのため、まずは看護師や介護士、理学療法士など患者さんのそばで働く資格が必要になります。
さらに、セラピードッグと同様に、まだ日本であまり認知されていないため、ファシリティドッグという制度を採用している病院はまだまだ少なく、副業として働くことはかなり難しいと言えるでしょう。
特殊犬
特殊犬とは、警察犬や麻薬探知犬、災害救助犬などのことを言います。警察犬の場合は警察官、麻薬探知犬の場合は税関職員がハンドラーとして働いています。
どちらも担当犬のお世話、トレーニング、健康管理などが必要となるので、副業として働くことは難しいでしょう。
また、災害救助犬は仕事としてではなく、ボランティアとして活動していることが多いようです。そのため、特殊犬のハンドラーを副業とすることは難しいでしょう。
いかがだったでしょうか。どのハンドラーも気軽に始めることは難しそうですね。しかし、経験を積むことによって副業として成り立たせることもできるでしょう。一度検討してみてはいかがでしょうか。