【体験談】ハンドラーとして勉強しなければならないこと

この記事はこんな人向け!
・ハンドラーに興味がある人
・ハンドラーの勤務時間や休日を知りたい人
・ハンドラーに憧れている人

犬をはじめ動物にかかわる仕事は日々勉強だと言われますよね。それはハンドラーの仕事も同様です。動物を相手にするということは、決まった答えはありませんし、正解も一つではないのです。そこでハンドラーとして勉強しなければならないこと、すべきことをお伝えしたいと思います。

犬の感情を知り、人の気持ちを知る

ハンドラーは一人ではできない仕事です。犬とペアになり、また人間も大きくかかわってくる中身の濃い職種だと言えるでしょう。まずそれぞれの感情の面についてお伝えします。

犬とペアになるということ

ハンドラーは単なる訓練士ではありません。犬に厳しく接して言うことを聞かせるのが全てではないのです。まず犬の感情を知ることが何より大切ではないでしょうか。

犬には犬種ごとの性格の差があって、また個体差も大きいものです。おとなしいのか?頑固なのか?遊び好きなのか?その性格を誰よりも理解することが成功への早道です。

飼い主さんが愛犬の性格を熟知しているように、なるべく多くの時間を犬と過ごすことが必要です。しかしながらショードッグのように他者から犬を預かることもあるでしょう。そんな時でも許される限り時間を共有して欲しいのです。

人の気持ちを理解すること

いっぽうでハンドラーは人間とも深くかかわります。ドッグショーの場合、観客がその対象となりますし、セラピードッグでは患者さんがその相手となります。また検疫探知犬ですと空港や港湾の利用客・関係者が対象者となります。

ハンドラーは犬だけでなく、その対象となる人間の感情も理解しておくべきでしょう。不安な感情を持っている方、期待を膨らませている方、また怒っている人もいるでしょう。それぞれのケースに応じて常に感情を抑え、フラットでいることが大切なのです。

会話やコミュニケーションを大切に

ハンドラーには犬との良き接し方のみならず、他の人たちとのコミュニケーション能力が問われることも多いものです。もしハンドラーがぶっきらぼうだったとしたら、まさしく仕事が成り立たないのです。

人と会話をするシーンとは?

ハンドラーが人と会話をするシーンは意外に多くあるものです。ドッグショーですとショーの前後に様々な人と言葉を交わすでしょうし、ファシリティドッグやセラピードッグのハンドラーなら患者さんたちと会話するでしょう。犬を介してなら会話が弾むのはもちろんのことです。

主役はハンドラーだということを忘れずに

たしかに犬の存在があるからこそハンドラーの仕事が成り立つわけですが、ここで思い違いしてはいけません。あくまで主役はハンドラーであり、犬は脇役に過ぎないことを理解するべきです。

犬のリーダーとなるべきはあなたであり、犬の一挙手一投足はあなたの指示一つで決まってしまうからです。

犬が見せる愛くるしい表情も、愛嬌のある仕草も、また勇敢な立ち居振る舞いも、すべてハンドラーのあなたがリーダーシップを取っているがゆえなのです。

たしかに犬を介した仕事ではあるのですが、人とコミュニケーションを取っているのはあなたであることを忘れないでほしいものです。

教えることも大事な仕事

ハンドラーは犬を介して社会貢献するという役割がありますが、もう一つ大切な仕事があります。それは「教えること」ですね。

専門職である以上、そこには豊富な経験や知識が必要となります。まだ経験して日も浅いハンドラーの卵たちには絶対的に不足しているものです。だからこそ彼ら彼女らを優秀なハンドラーとして育成することも必要だと言えるでしょう。

ハンドラーになって10年、20年、そして30年経っても構いません。後進たちの教育に力を注いでいきましょう。そうすることで業界の裾野が広がり、ゆくゆくは技術・環境・社会認知度といったレベルが上がっていくのです。