・競馬調教師の資格を知りたい人
・動物と触れ合う仕事を探している人
将来的に競馬調教師を目指す場合、調教師免許試験は避けて通れません。
受験できるまでの道のりが長い点が、調教師免許試験の特徴です。
また試験自体の内容も非常に高難度であるため、たゆまぬ努力が必要となります。
競馬調教師になるには資格取得は必須条件?
競馬調教師になるためには資格を要するのか、進路ごとに紹介していきます。
調教師免許試験に合格することが必須
競馬調教師の種類には、JRA(日本中央競馬会)調教師とNAR(地方競馬全国協会)調教師があげられます。
双方とも、調教師として働くためには調教師免許試験に合格することが必須条件です。
しかしながら、いきなり調教師免許試験を受験できるわけではありません。
厩務員や騎手としてキャリアをスタートさせ、経験を積んだのち調教師免許試験の受験・合格を経て調教師となるのが王道といえます。
なお調教師免許試験は、希望する進路によって試験の主催元が異なるので注意しましょう。
JRA(日本中央競馬会)調教師を目指す場合
のちのちJRA(日本中央競馬会)調教師となる場合、実現するためには多くの段階を踏まなければなりません。
まずは専門学校での学習や厩舎での勤務をとおして、JRA競馬学校入学を目標としましょう。
多くの応募条件がJRA競馬学校の入学試験には設けられており、試験の難易度も高いので十分な対策が必要です。
JRA競馬学校を卒業後は、JRA厩務員もしくは騎手として実務能力を培います。
そして日本調教師会が主催する調教師免許試験に臨むといった流れが、JRA(日本中央競馬会)調教師を目指す際の大まかな道筋です。
JRA(日本中央競馬会)の調教師免許試験の受験資格のひとつに、28歳以上であることが掲げられています。
一次試験は身体検査と筆記試験で、二次試験では筆記試験、口頭試験、人物考査がおこなわれます。
試験内容は非常に難易度が高く、受験倍率が20倍以上となる年も増加しています。
NAR(地方競馬全国協会)調教師を目指す場合
将来NAR(地方競馬全国協会)調教師になるには、地方競馬全国協会主催の調教師免許試験合格が外せない条件です。
調教師免許試験受験を見据えた場合、実務能力を培ったのちに地方競馬教養センターの調教師課程を受験しなければいけません。
地方競馬主催者から推薦された年齢が28歳以上の人物であることなどが、地方競馬教養センターへの応募条件です。
晴れて地方競馬教養センターに入れたら3週間の研修を受講し、いよいよ調教師免許試験受験となります。
身体検査や筆記試験、小論文などが一次試験で実施されます。
続く二次試験の内容は身体検査、実技試験、口頭試験、面接です。
競馬調教師になるためには長期戦を覚悟する必要があります。
希望する場所で調教師として活躍できるように、まずは地道に実務経験を積みましょう。