・老犬介護士の勤務時間や休日に興味がある人
・動物に関わる仕事を知りたい人
一般職と違って老犬介護士の仕事は専門職にあたります。多くの犬にかかわる仕事がそうであるように、需要やニーズがあれば業務として成り立つわけです。
では老犬介護士の場合、決まった勤務時間や休日などがあるのでしょうか?詳しく説明していきたいと思います。
休日のない老犬ホームなど
結論から言えば老犬ホームに休みはありません。なぜなら高齢犬を預かって世話をしている以上、目を離すことができないからです。
朝から夜まで高齢犬のケアをする
朝から犬たちにフードを食べさせたり、ドッグランで遊ばせたりするため、老犬介護士の仕事は思った以上に忙しいです。またそれぞれの犬によって大きさも違えば状態も違ってきます。犬に合わせたケアをする必要があるため、相応の大変さがあるのです。
また夕方~夜の時間帯も散歩や体のケア、トイレの世話などがありますから、最後の業務が終わるのが深夜になることも珍しくありません。
犬の状態によっては深夜以降も付ききりになりますから、決まった勤務時間や休日があるわけではありません。
勤務時間・休日などは交代制
休みのない老犬ホームですから、そこで勤務する人たちも交代制で業務をこなすことになります。24時間体制の施設の場合、2交代制または3交代制が一般的ですし、休日なども他の人とスケジュールを調整しながら取得していきます。
一般的な老人介護施設と同じだと考えて良いかも知れません。
時間帯や曜日が決まっている訪問介護
人間と同じように、最近では飼い主さんのお宅を巡回する訪問介護なども注目されています。その場合、勤務時間や休日などはどのようになっているのでしょうか。
勤務時間は日中のことが多い
訪問介護の場合、飼い主さんがどうしても不在にするケースに利用することが多いようです。そのため日中の時間帯が一般的となっています。とはいえ特に対応時間が決まっていない施設も多いため、夜間に訪問介護をするケースもあります。
パートやアルバイト雇用のペットシッター・老犬介護士の場合ですと、おおむね朝~夕方くらいまでの勤務が多いようです。
老犬ホームと併設していることも多い
訪問介護や一時預かりをする施設は、老犬ホームを経営している場合も多いのです。そのため老犬ホームの職員が訪問介護を兼任するケースもあります。
例えば老犬ホームの勤務日、または訪問介護日を曜日ごとに区切って勤務することもあるようです。
そう考えると老犬ホームの場合と同じく、勤務時間や休日が特に決まっているわけではありません。勤務者同士で時間や休日を調整する必要があるのです。
シフトの組み合わせで健全な雇用形態を
犬にかかわる仕事をする以上、飼い主さんや犬に合わせた業務形態になることは自然なことでしょう。とはいえ休みたい時になかなか休めない、長時間労働が続くといった負担は避けねばなりません。そうなると本末転倒です。
勤務する人が無理をせず、かつ円滑に業務を進めていくことが理想なのです。
今後、老犬介護士が活躍できるだけのニーズも高まるでしょうし、今後はシフトの組み合わせに応じた健全な雇用形態が確保されるべきでしょう。