この記事はこんな人向け!
・野生動物調査員に興味がある人・野生動物調査員の仕事内容について知りたい人
・自然や動物が好きな人
日本は先進国の中でフィンランドに次いで森林面積の高い国です。
その豊かな自然と、そこに生息している野生動物の環境を守るため野生動物調査員がいます。
野生動物調査員の具体的な仕事内容や、どのように就職するかなどを詳しくみていきましょう。
全6回にわたってお送りいたします。今回は野生動物調査員とはどのような仕事か紹介します。
この記事は全6回
野生動物調査員とは?
野生動物調査員とは、建物や道路、鉄道などの大規模な工事を行う際に、周辺環境や動物の生態系への影響を調査する仕事です。
環境の保全の計画・立案・提案をし、生態系の調査としては、生物の数や分布・食性・繁殖状況などを調べ、野生動物の保護、管理策を立てる科学的データを出します。
野生動物調査員は、事業を行う企業や行政、行政から依頼を受けたコンサルティング会社から依頼を受けて調査を行います。
開発を行う事業者には、環境影響評価法という法律により、その事業が周辺環境にどの程度影響を及ぼすのかを調査し、影響範囲を予測・分析をする義務があります。
この調査を「環境アセスメント」といい、その調査を重点的に行うのが野生動物調査員の仕事です。
野生動物調査員は専門的な立場から、どのような配慮をすれば環境への影響を小さく抑えられるかを計画し、事業者に提案します。
一度壊れた自然を元に戻すには多くの時間を要するため、環境保全の調査には正確なデータ分析が求められます。
生態系への専門知識、工事や建造物についての調査、高度なヒアリング能力も求められる仕事です。
この記事は全6回
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