・動物飼育員になるための費用を知りたい人
・動物園などで働きたい人
動物飼育員になるために、いったいどれくらいの費用が掛かるのか?想像することは難しいでしょう。そもそも国家資格ではありませんから誰でもなれるわけですが、そこに至るまでの知識や経験は必須です。それを得るためにはやはり費用は掛かってしまうわけですね。
そこで学費等も含めて、どのくらいお金が掛かるものか検証してみたいと思います。
大学・専門学校での学費
基本的な知識や経験を習得するには専門学校へ通うことが不可欠です。最近の専門学校は犬や猫だけでなく、さまざまな動物の生態や習性を学ばせてくれるからです。そこでまず学費について解説していきますね。
大学へ通った場合の学費
動物のことを専門に学べる大学は全国にいくつかありますが、進む学部によって学費もまちまちです。就学期間はおおむね3~4年となります。
例えば動物の生態やケアを教える学部の場合、初年度納入金が150~200万円ほどになりますし、獣医師を目指そうと思えば250~300万円ほどに跳ね上がります。獣医師として動物園等に務める場合は給与面でも優遇されるわけです。
自分が将来どのような仕事をしたいのか?しっかり考えたうえで進路を選択すれば良いでしょう。
専門学校へ通った場合の学費
専門学校の場合、コースが異なっても学費に関してはさほど差がないようです。就学期間はおおむね2年となります。
初年度納入金については150万円以内というケースが多いようです。専門学校の利点は実践的な実習ができること、就職する際に有利な点が挙げられるでしょうか。
動物飼育員になるための就活費
就職に至るまでに、意外な盲点となるのは就職の際に掛かる費用になります。やはり職業としての特殊性が如実に表れていると言えるでしょう。
交通費が馬鹿にならない可能性も
動物園の場合、毎年求人を出しているわけでもありませんし、その数もやはり限られます。それを考えあわせれば、どうしても日本全国を視野に入れて求職する必要があるのです。
また遠距離になるほど交通費は掛かりますし、日帰りでは無理な場合は宿泊費も掛かってしまうでしょう。
日頃から貯蓄しておくこと
なるべく在学中にアルバイトなどで得た収入は貯蓄に回すほうが無難です。就活中は多忙になりますし、将来を見据えて無駄遣いは極力控えたほうが良いでしょう。
また飛行機や新幹線などを使うより、夜行バスなどより安価な移動手段を考えることも費用を抑える秘訣です。
就職する際の準備費
動物園へ就職が決まったとしても、自ら準備しておくものもあります。またスキルアップのために自費で購入したほうがよいものもあるのです。
専門書籍や解説書
おそらく学校等の教材としてもらった書籍があると思いますが、動物園で飼育している動物たちの知識を得るには不足する面もあります。
事前に担当する動物の専門書を購入しておく必要があるでしょう。しっかりと生態や習性を頭の中に入れておくことが大切です。
とはいえ専門書となれば数万円することもありますから、自分への投資だと考えておくことが重要です。
丈夫な服や靴
動物園から支給される作業着もありますが、やはりそれだけでは心許ないもの。丈夫な服やカッパなど自前で準備しておくことが大切です。
また仕事をすると汚れやすいため、同じような服を何着か余分に持っておきましょう。
靴についても同様です。長靴などは支給されると思いますが、どうしても蒸れますし汗もかくもの。自前で何足か準備しておくのも良いかも知れません。