どう伝えると効果的?動物看護師の志望動機

この記事はこんな人向け!
・動物看護師になりたい人
・動物看護師試験の志望動機について知りたい人
・動物の命を救うお仕事に関わりたい人

動物病院において、動物を診察する獣医師と連携し、治療をスムーズに行えるようサポートするという重要な役割を担う動物看護師。

長年、動物看護師は民間団体の認定資格のみでした。しかし近年のペットブームにより動物業界が成長し、多くの動物が家族の一員として迎えられる中で、動物看護師の技術水準や労働環境の確保が課題となっていました。そこで資格や業務について基準を定め、動物看護師を国家資格とする動きが進んでおり、その仕事に注目が集まっています。

こちらでは動物看護師の選考試験の志望動機において、押さえておきたい重要なポイントと例文をご紹介していきます。

効果的にアピールし、印象に残るような志望動機を伝えられるよう、参考にしてみてください。

動物看護師の志望動機の考え方

動物看護師を志したきっかけ、エピソードをまとめる

なぜ数ある職業の中で動物看護師を志したのか、その理由を明確にしましょう。

動物の仕事といってもその業種は多岐にわたります。

獣医師、トリマー、トレーナー、ペットショップの店員など、動物が好きで動物と関わる仕事がしたいのであれば、他にも仕事はあります。

動物看護師は、飼い主にとって家族の一員であるペットの命を預かる責任重大な仕事です。

また生き物相手なので容態の急変や急患等で、残業になることも少なくありません。4K(きつい、汚い、臭い、危険)と言われる肉体的にも精神的にも大変な仕事でもあります。

それでもなぜ動物看護師として働きたいのか、その理由を説明しましょう。

考え方としては、

・自分の経験したエピソード

・その時どんなことを感じたのか

・その後どのように行動してきたのか

といったように順序立てて説明すると伝わりやすいでしょう。

なぜその動物病院で働きたいのかをアピールする

動物病院を一言で言っても、個人病院、各地に展開するグループ病院、大学病院などによって業務内容や病院の雰囲気は全く異なります。

他の動物病院ではなく、なぜその動物病院でなくてはならなかったのかを説明できるようにしましょう。

動物病院ごとに診察している動物の種類も違ってくるため、あらかじめその動物病院の特色を理解しておく必要があります。

また眼科に特化していたり口腔外科を得意としていたりと、動物病院の得意分野もそれぞれありますので、自分はどんな分野に興味があるのか、就職した場合どんなことを学び、成長していきたいのかをまとめておくことも大切です。

動物看護師の志望動機のポイント

動物好きであることは大前提なのでプラスαの理由を書く

動物看護師に応募してくる人が動物好きなのは当たり前のことなので、それだけを志望動機にしては印象に残りません。

もちろん動物好きであるということは、動物看護師として長く働いていく上で一番大切なポイントです。動物を大切に思い、回復を願う気持ちは、辛い仕事を乗り越えていく糧となるからです。

ただ他の応募者との差別化を図るためにも、動物が好きで、なぜ動物看護師として働きたいのか、プラスαの理由をしっかり説明しましょう。

・動物看護師として、動物の命を救うサポートをしていきたい

・さまざまな症例を経験し、動物看護師として成長したい

など具体的な例を挙げられると良いでしょう。

動物だけでなく、飼い主さんに対してどう接したいか伝える

動物看護師の仕事は、動物とのみ関わるわけではありません。

また健康診断や予防接種等を除き、ほとんどの飼い主さんは動物の具合が良くなくて来院するため、不安な状態で動物病院を訪れています。

飼い主さんの疑問や不安を受け止め、獣医師とのスムーズな橋渡しをすることも重要な仕事の一つです。

診察中に獣医師に聞きそびれてしまったり、よく理解できなかったことを後から受付で聞かれることも少なくありません。

獣医師と飼い主さんの間に立ってうまく連携させることも、治療を円滑に進めるにあたって大事な仕事の一つです。

飼い主さんの心に寄り添い、安心して治療を受けていただけるよう、どのようにサポートしていきたいのかを説明できると良いでしょう。

どんな動物看護師になりたいのか目標を立てる

動物病院の規模や専門によって、そこで働く動物看護師の業務内容は変わってきます。応募する動物病院の特色を踏まえ、どんな動物看護師になりたいのかを説明できると良いでしょう。

例えば地域に根ざした個人病院であるなら、

・飼い主さんに信頼される動物看護師になりたい

・獣医師、他のスタッフ、飼い主さんと連携して人と動物の架け橋となれるようになりたい

など密な関係性に魅力を感じていることを伝えましょう。

大学病院などであれば、

・最先端の治療を勉強し、知識や技術を高めたい

・2次診療ならではの珍しい症例も経験し、動物看護師としてスキルアップしたい

など働いていった先にある目標の姿を掲げられるようにすると良いです。

どんな動物看護師になりたいのか、目標を持って働くと自ずと積極性が出ますし、仕事への熱意が伝わりやすいので、志望動機の一つとしてまとめておきましょう。

動物看護師の志望動機の例文を紹介

例文1

『私は幼いころから犬や猫と暮らしてきました。動物は家族の一員として大事に思っています。ですから動物がケガをした時や病気になった時は自分のことのように心が痛みました。

そんな時動物病院に診察に行くと、動物看護師の方がいつも優しく丁寧に接してくださりとても心が楽になりました。

獣医師の先生に聞きにくいことも、動物看護師の方に聞いてみると先生に確認してくださったり、アドバイスをくれたりして助かりました。

また動物が治療を嫌がり暴れてしまう時も怯むことなくしっかりと保定して適切な治療を受けられるようにしてくれたこともありがたかったです。

そのような仕事を間近でみて、動物看護師になりたいと思うようになり、専門学校で動物看護を学んできました。

〇〇病院では、地域に密着した診療をされており、動物看護師の方々は飼い主さんに信頼されているのが伝わってきましたし、飼い主さんと動物病院側に壁が無く、アットホームな雰囲気で診察されているのもとても魅力に感じました。

私も、飼い主さんの大切な家族である動物をこの人になら安心してお任せできると思っていただけるような動物看護師になりたいです。

先輩方の、飼い主さんとのコミュニケーションの仕方や看護技術をしっかりと学ばせていただき、動物を愛する気持ちを大切に、飼い主さんの心もケアできるよう誠実に頑張りたいと思っております。』

この例文では、飼い主さんに寄り添った温かい動物看護師になりたいという考えを伝えています。病院の特色も理解し、今いる動物病院のスタッフと協調していく姿勢もアピールできています。また就職後の姿が想像しやすい志望動機になっていて効果的です。

例文2

『私は以前飼っていた犬を病気で亡くした経験から、動物看護師を志すようになりました。

獣医師の先生から今の病状やこれから起こりうる症状などの説明を受けて頭が真っ白になっていた時、動物看護師さんがその後ゆっくりともう一度説明をしてくれて、少しずつ受け入れ、愛犬と共に病気と闘うことができました。

不安なこと、疑問に思ったことをなんでも気軽に聞けるのはとても助かりました。その後愛犬は亡くなりましたが、動物病院の方々が最善を尽くし治療にあたってくれたこと、気になったことはその場で聞いて解決してきたこともあるのか、愛犬を後悔なく送り出すことができました。

そのような経験から、私も動物の命を救う仕事がしてみたい、中でも動物と飼い主さんの両方とより深く関われる動物看護師という仕事をしたいと思うようになりました。

また〇〇病院では心臓病の治療に特化しているとお伺いしました。愛犬も心臓病で亡くなっており、同じように苦しむ動物の手助けがしたいと思っております。

〇〇病院でさまざまな心臓病の症例を経験し、動物看護のスキルアップをしていきたいです。またセミナー参加等勉強を継続していき、より深く心臓病についての知識を学んでいきたいと思っております。』

この例文では、過去の経験をもとに、なぜ他業種ではなく動物看護師になりたいのかを明確に伝えています。志望動機がはっきりしていると目にとまりやすく効果的です。

また動物病院の専門分野を理解し、その専門分野について興味があること、就職後も継続して勉強を続けていく姿勢がしっかりアピールできています。

動物看護師の志望動機について、一番大切なのは「動物が好き」だという気持ちです。しかしそれは大前提であって、それだけの理由ではアピールができません。動物が好きという気持ちで就職したとしても、その仕事のキツさから、長続きしないケースは残念ながら多いです。

・なぜ動物看護師を目指したのか

・なぜその動物病院を志望したのか

・どんな動物看護師になりたいのか

を意識し、しっかりと志望動機をアピールすると良いでしょう。

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