私の理想の愛玩動物看護師像

この記事はこんな人向け!
・愛玩動物看護師に興味がある人
・実際に勤務する愛玩動物看護師の話を知りたい人
・実際の体験・経験談を聞きたい人

動物病院の看護師には色々な方がいます。少ないですが男性もいますし、一度他の職種に就職したけれど夢が諦められず飛び込んできた方もいます。かく言う私は小学生から愛玩動物看護師を目指し進学、就職をしました。

勤務するスタッフの年齢や性別は幅広いですが共通しているのは動物が好き、という気持ち。怖い先輩も確かにいましたが根底にある動物を助けたい、楽にしてあげたいという気持ちは誰しもが同じです。

現在愛玩動物看護師になり13年が経ちましたがまだまだ勉強の日々で未熟さを感じることも多くあります。今回はそんな私の理想とする愛玩動物看護師像についてお話します。

私が理想としている愛玩動物看護師とは?

まだたったの13年ですが動物ケアスタッフに就いて思う理想像についてお話します

諦めないこと

私が理想とする愛玩動物看護師は「諦めない人」であることです。といっても治療や延命はどれほどに頑張っても必ず終わりがやってくるものですし、続けることが正解とは限りません。

ですが動物たちは最期の最期まで生きることを諦めたりはしないのです。最期の瞬間まで生き抜くことが彼らの本能であり本望でもあります。それならば最後の瞬間まで寄り添える愛玩動物看護師でありたいと思っています。

できる治療はなくても声をかける、身体を触る、寝床は不快じゃないか、姿勢はつらくないか、愛玩動物看護師として最期までできることを探します。

中には事情があり飼い主さんのそばではなく病院で息を引き取る子もいます。そんなときは少しでも動物が寂しくないように、飼い主さんの心が苦しまないように最善を尽くせる愛玩動物看護師が私の理想です。

広い視野をもてること

愛玩動物看護師の仕事は動物のケアだけではなく飼い主さんのケアも大切です。飼い主さんのメンタル面での不調が動物に伝わることも実は多く、そういった場合根本が解決しないと状態は好転していきません。

目の前の動物の事だけでなく、その背景にあるおうちのこと、飼い主さんが本当はどうしてもらいたいのか、常に広い視野で汲み取れる愛玩動物看護師になりたいと考えています。

また、スタッフ間や業務中においても病院全体の動き、スタッフの長所短所をしっかりと見られるようになることで、診察がうまく回り院内の雰囲気全体が良くなるものです。忙しいときほど広い視野を心がけるようにしたいものです。

目標としている愛玩動物看護師

実は私には目標にしている先輩がいます。24時間体制の動物救急で勤務していた時の先輩です。

動物に優しいだけでなく、スタッフや飼い主さんにもいつも全力の優しさで対応している先輩でした。歳は1つしか変わらないけれどその先輩がいるとみんなが安心できるような慈愛の心を持っていました。目標を持つと進むべき道が明確になります。その先輩のようなスタッフを目指し、今も日々奮闘しています。

いかがでしたか?理想像は人により違うと思いますが、理想を持つことはどんな仕事をする上でもとても大切です。がむしゃらに仕事をするだけでなく時には立ち止まって、自分の理想像を考えてみませんか?

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