動物看護師は国家資格なしでもなれる?動物医療を取り巻く新しい動きとは?

この記事はこんな人向け!
・動物看護師に興味がある人
・動物看護師の資格を知りたい人
・動物看護師で勉強をする内容を知りたい人

ペットと暮らしている方ならお世話になることも多い動物病院ですが、獣医師の補助をしたり、入院している動物のお世話をするのが動物看護師の仕事です。また窓口業務など一般事務をすることもあります。

動物看護師になるには国家資格は必要なのでしょうか?また動物看護師を取り巻く新しい動きについても解説していきたいと思います。

動物看護師になるには国家資格が必要?

獣医師にはもちろん国家資格が必要ですが、動物看護師になるには国家資格はひつようなのでしょうか?わかりやすく説明していきましょう。

必要な国家資格は存在しない

現在(2020年11月時点)のところ、動物看護師になるための国家資格はありません。とはいえ大学だけでなく動物系専門学校でも動物看護師養成する学科やコースが多く存在していますし、ペットブームと相まって人気の職種だと言えるでしょう。

基本的な動物医療に関する知識や、業務内容を理解していれば動物看護師になれるわけです。

認定資格が存在する

しかしながら大学や専門学校によって、個々で教える内容にバラツキはありますし、レベルもまちまちです。

そこで2011年に一般財団法人「動物看護師統一認定機構」が発足しました。動物看護の知識・技術のレベルアップや平均化を推進し、認定動物看護師としての資格認定のため、全国統一試験を実施しているのです。

この試験に合格した方が認定動物看護師となり、高い知識を有していると認定されているのです。

とはいえ合格率が80%だとされており、実技などの試験もないためハードルはいささか低いと言えるかも知れません。

動物看護師を養成する学校とは?

動物看護師になるための学校には大きく分けて大学・専門学校の2パターンがあります。それぞれについて説明していきますね。

動物看護科のある大学

全国にさほど数は多くはありませんが、動物看護科を設置している大学はあります。就学期間が4年間と長いため、看護に関してだけでなく自然科学や環境学など深く学ぶことができます。

また大学卒ですと一般企業への就職に有利だという利点もあります。大学を出ることで就職に有利に働くわけですね。

動物看護師養成コースのある専門学校

大学と違って就学期間は2年間と短いですが、より実際に即した看護学を学ぶことができます。専門学校には実習するための愛玩動物が飼育されているケースも多いですし、近隣の動物病院等の医療機関と提携して外部実習を行うことも多いことが魅力です。

しかしながら卒業後は動物看護の分野に進むことが前提となるため、就職先が限られていることがデメリットだと言えるでしょう。

新しい国家資格が生まれる?

動物医療を取り巻く環境は刻々と変化していますが、動物医療従事者にとって変換期ともいえる動きが起きようとしています。

それが新しい国家資格「愛玩動物看護師」なのです。

「愛玩動物看護師法」の成立

2019年、国会で「愛玩動物看護師法」が成立しました。これは更なるペットブームと相まって動物医療に関する高度なニーズが求められており、獣医師と看護師の垣根をなくす大きな変換点だと言えるでしょう。

これまで獣医師が専門としていた医療の一部を、愛玩動物看護師が補完するもので、動物医療業界のさらなる発展に結びつくかも知れません。

看護師が行う医療行為の拡充に伴って、今後大きく業務全般が変わっていくことでしょう。

国家資格となる愛玩動物看護師

愛玩動物看護師法は2022年5月1日から施行されますが、それに伴って愛玩動物看護師は国家資格となります。

農林水産省と環境省の監督のもと、資格基準が統一されることになるわけです。合格率もこれまでと違って低くなるでしょうし、資格を希望する方にはより高いスキルが求められるのです。

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