家畜人工授精師の1日の流れをご紹介!

この記事はこんな人向け!
・家畜人工授精師に興味がある人
・家畜人工授精師の1日の流れを知りたい人
・酪農に興味がある人

家畜人工授精師の業務内容は依頼先の農家に行くまでの準備から事務所に戻ったときに行う事務作業まで多岐に渡ります。

申し込みを受け付けた後から事務作業、そして作業を始めてから1日が終わるまでにはどのようなことをするのでしょうか?

家畜人工授精師の1日の流れをご紹介!

家畜人工授精師の1日の流れについて段階ごとにご紹介します。

農家さんからの申し込み、準備

家畜人工授精師の1日は、農家さんからの連絡を受け、人工授精の申し込みを受け付けることから始まります。

1日当たりの申し込み数は地域によりますが約20~30件、多いところでは50件ほどになります。

その件数分をチームの中で振り分け、実際に担当するのは一人で約10件ほどです。

振り分けが終わったら、外回りをするための準備を行います。

最初に、事前に農家さんとの話し合いにより決まった雄の精液を入れてある液体窒素ボンベを用意したり、場合によっては補充するなどして車の中に積み込んでおきます。

その後、前回の牛の様子を記録してある繁殖台帳の確認をしてから訪問し、検査を開始します。

検査から授精まで

まず、牛の直腸に手を入れて子宮や卵巣の状態を診る直腸検査を行い発情していることを確認できてから初めて授精を開始することができます。

牛の精液の入った液体窒素ボンベから凍結している精液の入ったストローを取り出して温水で融解し、精液注入器にセットし授精します。

無事に受胎することができていれば、約10か月後に子牛が誕生します。

万が一、直腸検査を行った時に発情しているのが確認できなかったときには、今の状態を説明しいつが適切か、もう一度後日訪問をして検査を行うのかなど説明不足で不満が残ってしまわないようにるべく早めの段階でしっかりと納得してもらえるように、農家さんに伝えます。

そして、検査した時に新たな気になる点が見つかっていれば繁殖台帳の備考欄に記入しておきます。

最後に授精を行うことができたら、精液の授精が完了したことを記録する人工授精簿に日付や、農家の名前、牛の番号などの必要事項を記入しておきます。

事務作業

全ての業務が終了した後以外にも、午前中の訪問が終わったら一度事務所に戻って事務作業を行います。

事務作業の内容としては授精証明書の発行や登録関係です。

乳牛の場合、雄が生まれた時には戸籍を作るためにホルスタイン登録協会に血統登録も行う必要があります。

いかがでしたでしょうか?

今回は、牛を診る場合の家畜人工授精師の1日をお伝えしましたが、他の動物であっても

さほど行う内容に変わりはありません。

家畜人工授精師は、診た家畜の状態を農家さんにわかりやすく説明することができなければ不満を残してしまうこともあります。

そうならないためにも、経験を積んでよりたくさんの知識を身に着けておくことが大切ですね。