・水族館飼育員に独学でなれるか知りたい人
・水族館関連の仕事を知りたい人
生き物の中でも海洋生物が特に好きな場合、水族館の飼育館を目指している人もいるでしょう。水族館では多くの海の生き物が展示されており、その世話をするには知識とスキルが要求されます。
そのため、水族館の飼育員になるには相応の準備をしなくては採用されないこともあります。この職業に就くために学習をすることができますが「独学で必要な知識を吸収することはできるのか?」「どのように学習すればいいのか?」と疑問を感じることもあるでしょう。水族館の飼育員になるための方法について紹介しましょう。
全5回にわたってお送りいたします。今回は、獣医師と潜水士に独学でなれるのか簡単に紹介します。
独学でも資格取得できるのか?①
獣医師は独学では厳しい
水族館では動物の状態を確認する必要があるため、獣医師免許を持っているなら重宝されます。動物はいつ体調が悪くなったりケガをしたりするのか分からず、何か異常が起きても専門知識が無ければ理解することができません。
そのため、獣医師として状態を確認できるスキルを持っている人がいるだけで、水族館側としては安心することができます。ただ、獣医師免許を取得するためには大学の獣医学部に進学し、国家試験に合格しなくてはなりません。
勉強する期間も6年あり、国家資格に合格しなくてはならないため、教材などを購入して独学で取得するのは不可能と言えます。また、獣医学部のある大学自体もあまり無いため、進学先として選択するにも難易度は一般よりも高いです。転職のために免許の取得を目指すのはハードルが高いため厳しいと言えるでしょう。
潜水士は独学でも取得できる
水族館では水の中に入って作業する機会も多いです。中には何メートルか潜らなければいけない場合もあるため、水の中で作業するスキル証明ができるなら良いアピールとできるでしょう。そのため、潜水士を持っているなら採用率が上がることも期待できますが、独学で取得できるのか気になるところです。
潜水士の場合は厚生労働省が認定する国家資格であり、18歳以上であれば誰でも試験を受けることが可能です。潜水士となると、実技がありそうなイメージを持つ人もいますが筆記試験のみであり、合格率も80%ほどあるため難易度も高くありません。潜水士は独学でもしっかり勉強していれば取得できる資格なので、飼育員を目指すのであれば試験を受けるようにしてみましょう。