・酪農家の給料や年収を知りたい人
・動物と関わる仕事がどれくらい儲かるのか知りたい人
酪農家というと、なんとなく牛のお世話をしたり乳搾りをしたりする人、というイメージを持つ方が多いかと思います。
朝早く、夜も遅くまで働いていらっしゃる酪農家のみなさんは、果たしてどれくらい稼いでいるのでしょうか?
この記事では、酪農家の給料事情についてご説明していきます。
酪農家の給料情報について
酪農家と聞くと、大自然の中で牛や羊を飼っている職業の人、と多くの人が想像することでしょう。
実際そうした仕事内容を行っているのですが、はたしていくら稼いでいるのかまだまだ世間には認知されていません。
酪農家には2種類の働き方があり、
- サラリーマンとして従業員で働くパターン
- オーナーとして牧場を経営するパターン
この2つがあります。そしてこのどちらを選択するかで給料・年収が大きく変わります。
酪農家・従業員の給料・年収は?
従業員として酪農家になった場合は、平均年収300円前後、月々お給料は22万円程度が平均です。
未経験かつ、つてもない場合、酪農家を目指す多くの人が従業員として牧場に働くことを経験します。
一般のサラリーマンを想像してみましょう。
同じ企業に下記のような人がいると、どちらに給料が多く支払われるのでしょうか?
- すごく仕事を裁くことがうまいA君
- とりあえず必要最低限仕事をしているB君
正解は【どちらでも定額の給料しか支払われません。】サラリーマンだからです。
雇われの酪農家もこれと同様のことが起きやすいのです。
いくら頑張っても、ある一定の水準以上は給料に変動は、ほぼありません。
酪農家の初任給に関しての記事をまだ読んでいない方はこちらも合わせてお読みください。
酪農家・オーナーの給料・年収は?
では、独立して経営するオーナーor家業をそのまま継いだ酪農家の場合はどうでしょうか?
平均年収は1000万円前後になるのです。
最初に費用が莫大に必要ではありますが、軌道にのれば稼ぎやすい立場になれるのです。
日本の乳価は世界の中でも非常に高く、扱い方次第では高単価で、やりとりをすることができる品質になるのです。
なぜ、同じ酪農家でも給料に差が出るの?
同じ酪農家ではありますが、雇われ酪農家とオーナーの立場にある酪農家、大きな違いは一体どこにあるのでしょうか?
酪農業界の光と影
雇われの酪農家・オーナーの酪農家、同じ酪農家であるにも関わらず、年収・給料に差が出てしまうのかは主に2つの理由があるからです。
①酪農家の後継者不足
酪農家の平均年齢は32歳前後であり、体力に限界を感じて後継者も見つからなければ廃業する人も少なくありません。
そのため、残った限られた酪農家オーナーが稼げるサイクルができあがっています。
②初期費用が高く、独立する人が限られている
独立したら稼げる可能性が広がるとは言え、初期費用は莫大にかかります。
そのため、雇われ酪農家を継続する人も少なからずいるのです。
酪農家を目指すときに考えないといけないこと
動物が好き・牛や羊のお世話をしたい!という気持ちだけでは、続けていくのが困難なのがこの職業の難しい点です。
将来どこまで酪農家として生計を立てるつもりなのか、検討した上で、酪農家になりましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
格差が非常に開きやすい職業のため、勤務先など熟慮した上で、農家をめざしましょう!