ブリーダーは副業としてできる?

この記事はこんな人向け!
・ブリーダーに興味がある人
・ブリーダーの副業について知りたい人
・動物の繁殖に興味がある人

ブリーダーは子犬や子猫の繁殖を行う仕事です。生まれたばかりの動物を取り扱うことから副業として働くことは大変ですが、可能です。副業になると、繁殖頭数も限られるため大きな収入はあまり期待できません。しかし、趣味と実業を両立できるという大きなメリットがあります。子犬や子猫は体力や免疫力が低く、病気になることもあり、いろんなトラブルが起こる可能性があるため、夜寝る暇もなく看病なんてことも起こりうることです。ブリーダーは命を取り扱う繊細な仕事です。本業と副業の仕事バランスや、メリットデメリットを踏まえて考えることをおすすめします。

ブリーダーは副業でできる?

ここでは、ブリーダーは副業としてできるかについてご紹介します。

規模が小さければ可能

ブリーダーを自宅で副業として行うのであれば規模は小さくなりますが可能です。しかし、正社員でフルタイム勤務の方は少し難しいかもしれません。犬や猫の妊娠はいつ何が起こるかわからない状態で、子犬・子猫が生まれてからは1日中2,3時間おきにミルクを与えなければいけないこともあります。そのため、急な休暇が許されるような仕事でないと、本業にも支障が出るかもしれません。休暇などある程度融通がきくような仕事であれば、可能でしょう。

大きな収入は期待できない

ブリーダーの収入は子犬や子猫を販売することにより得られます。犬猫1頭につき赤ちゃんは1~5頭程度でしょう。1年で得られる収入は40万円程度です。引退が6歳頃として、生涯を通した収入は240万円程度です。たくさんの収入を得るためには頭数を増やさなければいけませんが、副業でとなると管理がかなり大変かつ、引退後も飼育することを考えて飼育する必要があります。

ブリーダーは出産から譲渡する際に収入が得られますが、出産以外の期間の収入はありません。しかし、食費などの生活費は常にかかります。収入と出費のバランスを考えると、大きな収入は期待できないかもしれません。

趣味と実業の両立

犬猫が好きな方にとっては、ブリーダーの副業は趣味と実業を両立できる仕事です。苦労もありますが、自分の好きな動物の世話をしながら収入を得ることができるため、やりがいはあるでしょう。

いろんなトラブルが起こる

ブリーダーは動物を扱う繊細な仕事です。そのため、ずっと健康で元気に過ごせるわけではありません。妊娠・出産は簡単なものではありません。妊娠中のトラブルによりお腹の赤ちゃんが亡くなることや出産中のトラブルにより母体がもたないこともあります。無事に出産できても、産後赤ちゃんが亡くなることも多く、死が隣り合わせの仕事です。

トラブルが起きた時にすぐに動物病院を受診できる環境でないと、難しいかもしれません。

ブリーダーの中には、収入を得ることができない引退した動物を最低限の食事しか与えず劣悪な環境で飼育する方もいます。動物が引退後も最後までしっかりと面倒をみてあげることができないのであれば、ブリーダーの副業はしないほうがいいかもしれません。

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