・ドッグトレーナー のやりがいを知りたい人
・様々な職業を知りたい人
ドッグトレーナーの仕事は大変なことが多い反面、犬といつも過ごせる環境が得られます。犬好きの人にとっては天職といえる職業かも知れませんね。
そこでドッグトレーナーとしてのやりがいや楽しさというのはどういった部分にあるのか?解説してみたいと思います。
やりがいや魅力とは?
犬に関わる職業はペットショップやペットサロンなど様々なものがありますが、ドッグトレーナーの場合は特にやりがいを感じていらっしゃる方が多いようです。
犬との絆が生まれる
「出来の悪い子ほどかわいい」と言いますが、それは犬も同じことです。しつけやトレーニングがなかなか身に付かなくても、何度も練習しているうちにできた時の喜びは計り知れないものです。
マニュアル通りにオペラント条件付け(トレーニングでよく用いられる条件付けの一種)を基礎にした訓練を繰り返しても、犬は言うことを聞いてくれないものですし、犬に対するアイコンタクトやコマンドを指示した際の口調など、やはりトレーナーの感情は犬に伝わるものなのです。
しっかり犬との絆や信頼関係を構築することによって、初めてトレーニングは進展を迎えることでしょう。そこからが本番となるのです。
絆や信頼関係を感じることができれば、きっとそれに勝る喜びはないことでしょう。
犬とともに成長できる
特にドッグトレーナーとしての経験が未熟な場合、犬とともに多くの経験を積むことでトレーナー自身も成長していくことができます。
日々うまくいかなかったことを反省したり、もっとできるように考えてみたり、試行錯誤を繰り返しながら成長していけるものです。
トレーニングする相手が子犬ならなおのことでしょう。子犬は社会化していく過程の中で多くのことを学んでいきます。またドッグトレーナー自身も専門学校で学ばなかったことや、マニュアルに書かれていないことも経験を通して学んでいくのではないでしょうか。
飼い主さんに喜んでもらえる
トレーニングの相手は犬ですが、実際にヒアリングしたり、アドバイスする相手は飼い主さんとなります。
トレーニング技術だけでなく人とのコミュニケーション能力も問われるわけですが、しっかり犬のしつけができた時、一番喜んでもらえるのは飼い主さんなのです。
また人から感謝されるのはドッグトレーナー冥利に尽きるでしょうし、トレーナー自身もホッとするのではないでしょうか。
犬を引き渡した後も飼い主さんと定期的にコンタクトを取るでしょうから、人間関係の構築という意味でも大切なことなのです。
楽しさは自分自身で見つけていくこと
ドッグトレーナーは仕事が大変なこと以外に、仕事量が多くて収入がさほど高くないといったデメリットも多い職業です。
おのずと仕事に対する楽しさやモチベーションは自分自身で見つけていくしかないでしょう。
強い探求心とプライドを持つこと
ドッグトレーナーとしての仕事を続けていくためには、まず世の中から必要とされているという自分の役目を見つめることです。
今やペット王国となった日本という国の中で、自らの仕事が今後重要になってくるという自信を持つべきでしょう。それはモチベーションの維持にも役立つことです。
また世界中には数えきれないほどたくさんの犬種が存在しています。ドッグトレーニングのプロを自称するのなら、すべての犬種に精通するほどの探求心を持つことが大切です。
そうすることで知識も向上しますし、さらなる探求心を持つことができるでしょう。
将来の夢やキャリアアップにつなげる
ドッグトレーナーとして経験を積むようになれば、きっと自分の将来について考える場面も増えてくるでしょう。
やりがいのある職場へ転職したり、あるいは独立開業して活躍するといった夢を持ちたいものです。
安定した収入や社会的地位を求めたいのであれば、やはり自分自身のキャリアアップを目指すべきですし、それがモチベーションを保つ要因になるのであれば決して悪いことではないのです。
そこに大好きな犬がいるから続けられる
これはもう純粋に犬のことが大好きだから続けられるということです。好きなことを仕事で生かせるケースは決して多くはありません。まさに天職と呼んでも良いのではないでしょうか。
毎日犬のことを愛し、考え、悩むことは、ドッグトレーナーとしてこの上ない楽しさややりがいの源泉となります。
おそらくほとんどのドッグトレーナーに共通する感情ではないでしょうか。