動物飼育員として独立・開業するにはどうすればいい?

この記事はこんな人向け!
・動物飼育員に興味がある人
・動物飼育員として独立を考えている人
・独立や開業を考えている人

動物にかかわる仕事のうち、ドッグトレーナーやトリマーといった職種は自分で独立して開業することが可能です。

しかし動物飼育員が独立を志した場合、果たしてそれは可能なのでしょうか?越えるべきハードルについてお話したいと思います。

動物園を開くには何が必要?

まず動物飼育員が働く環境といえば動物園になるわけですが、もし独立・開業を志した場合、それは自分で動物園を開くという意味になると思います。

それでは動物園を開園するにあたってどういったことが必要なのか?説明していきましょう。

動物愛護管理法に基づいた登録が必要

日本で動物(野生動物を除く)の取り扱いを定めた法律が「動物愛護管理法」と呼ばれるものです。この中で動物園に該当する条項として第10条があります。

「動物を展示する(触れ合いの提供を含む)」を業務とする場合、都道府県知事に届け出て「動物取扱業」として登録しなければなりません。

きちんとコンプライアンスを遵守しており、その飼養施設が一定のレベルを満たすかどうかが問われます。

日本動物園水族館協会の会員であったほうが望ましい

国内の動物園及び水族館等の運営施設で構成されている団体に「日本動物園水族館協会」というものがあります。動物園を開業するには、特に会員でなくてはならない必要はありません。しかし情報の共有や連携を保つために入会したほうが良いというケースもあります。

入会するには園の運営方針、レクリエーション施設の有無・教育的・周知活動がされているか?また規模などについて審査基準がありますので、それらをクリアしなければなりません。

比較的難易度が低い移動動物園

動物園といえば恒久的な施設であると思いがちですが、移動型の動物園を開業するのであれば施設管理費もさほど掛からず、運営自体のハードルは下がります。

動物とのふれあいを目的としたもの

移動動物園は、依頼があれば自治体・学校・公共施設などへ出張して動物たちを展示する業態です。動物を見せるという意味では動物園と表現しても差し支えありませんが、扱っているのが「おとなしい草食動物」であり、誰でも触れ合えるという点がポイントです。

飼養する動物の種類や頭数も比較的少なくて済み、かつ車輛で運搬できるため少ない資金で運営することが可能となります。

実際の初期投資費用はどのくらい?

移動動物園で多く展示されている動物は飼育が比較的容易ですし、購入費用も低く抑えることが可能です。

ちなみにロバやポニーですと50万円程度、ヤギやヒツジなどは10万円以内、カンガルー科のワラビーでも15万円程度だとされていますね。

これら動物たちの購入費を含め、飼養施設や運搬車輛費など1千万円程度の初期費用があれば動物園を開業できると言えるでしょう。

それなりの経営力と経済力が必要

本格的な動物園を開園するにしても、移動動物園を個人で立ち上げるにしても、そこには初期費用の他に様々な経費が掛かります。

例えば人件費や餌代、宣伝費用など、思ったより出費がかさむものです。

また動物園を運営していくには、経験や熱意の他にそれなりの経営力や経済力が問われることになるでしょう。

また必然的に社会的責任や道義的責任も負うことになるため、独立・開業にはそれなりの決意をもって臨むべきかも知れません。