・愛玩動物看護師に必要な知識を知りたい人
・愛玩動物看護師を目指す上で先に現場を知りたい人
愛玩動物看護師として動物病院に就職しても、ここからがスタートなので、今後覚えることはたくさんあります。
覚えたほうがいいことがあるのであれば、忙しくなる就職後ではなく、時間のある就職前に覚えておきたいですよね。
ここでは、愛玩動物看護師として動物病院で働くときに覚えておいたほうがいいことをご紹介します。
愛玩動物看護師の覚えることはどんなこと?
愛玩動物看護師の仕事は、動物のお世話することだけではありません。
院内の掃除・洗濯、入院室の準備、受付からお会計、電話対応、在庫補充、診察室の掃除など雑務が多いお仕事です。
さらに、3~5月は狂犬病の注射、フィラリア検査の時期になるので1年で一番忙しい時期になります。ここでは覚えておきたいことを優先順にお話していきます。
動物病院の1日の流れ
まずは動物病院の1日の流れを覚えていきましょう。
動物病院では出勤したらパソコンを立ち上げる、お金関係の準備、入院動物のお世話、カルテの整理、診察開始後は診察室の掃除、診察中に洗濯をするなどのルーティンがあります。
しかし、動物病院ごとに1日の流れは異なります。
その動物病院の1日の流れを先輩愛玩動物看護師に聞いたり、先輩の動きを見ながら覚えておきましょう。
診察開始になると忙しくなるため、時間に余裕があるときに確認しましょう。
診察の流れ
診察はまず外来受付をし、カルテを出します。主訴を聞き、カルテに記載し獣医師に渡します。
診察中は愛玩動物看護師が一緒に入るケースもあり、動物病院によって保定が必要なときなどに愛玩動物看護師を呼ぶケースもあります。
診察中は獣医師が診察を円滑に行うためにサポートをします。診察終了後はお会計の準備を行い、お薬が必要なときは薬の準備を行います。
中にはお会計や受付などの接客を受付担当のスタッフが対応する動物病院もあります。
入院の流れ
動物病院にはワクチン接種や健康診断だけでなく、体調が悪く診察に来る場合もあります。
病気のときだけでなく、手術を行う場合も半日もしくは1日入院をし、手術内容や動物の状態によっては長期の入院になります。
入院の説明を愛玩動物看護師が行う動物病院もありますので、入院の流れも覚えておくと、急な入院に対応できるようになります。
電話対応
電話は飼い主さんからの質問だけでなく、業者、フード注文などもあります。電話対応は入社したての新人さんが多く対応することになるものです。
電話対応の流れ、カルテの確認の仕方などきちんと確認しておくといいでしょう。電話対応の流れも覚えておくととても便利です。
検査の流れ
動物病院では便検査、尿検査、血液検査、レントゲン検査など様々な検査を行います。
検査には準備が必要です。検査が必要になった段階ですぐに検査を行えるように検査の流れを覚えておきましょう。
検査の正常値
検査の正常値はすぐに必要になるものではありませんが、愛玩動物看護師が一番に検査の結果を見ることができます。
そのため、一番に異常な数値に気がつくことで追加検査が必要な場合に、素早く追加検査を行えることもありますので、徐々にでも覚えておくと便利です。
追加検査が必要かどうかを判断するには獣医師からの指示もありますが、ある程度知識が付いてくると、数値を見て自身の判断で必要な検査ができます。
このレベルまで達する事ができれば、院内では大変頼られる愛玩動物看護師になれるでしょう。
緊急対応
動物病院では、予防のために来院される健康な患者もいれば、心臓が止まっているような急患が来院されるケースも少なくありません。
そんな急患が来た時に必要なものが緊急対応です。
緊急対応は患者の状態にもよりますが、一刻も早く心臓マッサージを始め、人工呼吸をつけなければ取り返しがつかなくなってしまいます。
そういった場面では、必要な処置や行動を本当に身についていないと全く動けません。動かなければ目の前で助かる可能性がある命が失われてしまいます。
ですので、緊急対応はある程度早い段階で、もしそういう状況になった際に、自分は何をすべきか、何を優先してやるべきなのか先輩愛玩動物看護師または獣医師から教わりましょう。
その他
動物病院により覚えておくと便利なことは異なります。先輩愛玩動物看護師に覚えておくといいことを聞いてみるといいでしょう。
まとめ
ここでは、愛玩動物看護師として動物病院で働くときに覚えておいたほうがいいことをご紹介しました。愛玩動物看護師は覚えることがたくさんあります。
優先して覚えることは基本的に飼い主への対応、掃除・洗濯になりますが、診察や検査の流れなども覚えていきましょう。