動物看護師の転職先はどんなところが多い?

この記事はこんな人向け!
・動物看護師になりたい人
・動物看護師の転職先ついて知りたい人
・動物の命を救うお仕事に関わりたい人

動物看護師は動物病院において、獣医師の行う診察・診断・治療以外の多くの部分を担っており、専門性の高い仕事です。

動物が元気になるようサポートしたり、飼い主さんの心に寄り添ったりと、人と動物の架け橋のような存在でもあり、やりがいも大きいでしょう。

しかし一方で、動物看護師の転職率は高いと言われています。

転職の理由や、どんなところに転職するケースが多いのかご紹介していきます。

他の病院の動物看護師へ転職

個人病院/グループ病院

今の職場の人間関係に疲れているが動物看護師は続けたい、もっとスキルを磨ける病院に転職したい、給与や待遇をもっと良くしたい等、転職したい理由は様々かと思います。

ひとことで動物病院といっても、病院ごとに特徴や規模、雰囲気、給与・待遇は全く異なるため、転職の目的に合った動物病院を選ぶ必要があります。

一般的な動物病院には、獣医師個人が開業している個人病院と、企業がオーナーとなり数店舗から数十店舗展開しているグループ病院があります。

個人病院の特徴としては、

・従業員が少人数のことが多い

・仕事の幅が広く、1人でいろいろな業務がこなせるスキルが身につきやすい

・少人数のため従業員同士の関係が近くなりやすく、気の合わない人やきつい性格の人がいると逃げ場がないため精神的に辛くなってしまうこともある

が挙げられます。

グループ病院の特徴としては、

・従業員数が多い場合が多い

・人間関係が密にならず分散されやすい

・業務が分担性になっている場合、様々な業務を満遍なくこなしたい方には物足りなく感じる場合がある

が挙げられます。

どちらにもメリット・デメリットがあり、また病院によって仕事内容や雰囲気も様々です。

福利厚生、残業手当の有無等も病院によって様々なので、後々困らないよう面接の時にしっかり確認しましょう。

また研修期間には獣医師と動物看護師はどのような関係性なのか、動物看護師同士の雰囲気は良いのかを観察できると良いです。

また動物病院によっては

・犬猫専門、鳥類専門、エキゾチックアニマル専門など特定の動物種に特化して診察している病院

・眼科専門、歯科専門など部位別に専門的に診察している病院

など専門性に特化した病院もあります。

自分の興味のある分野の知識をのばしたい人はそのような病院を探してみるのもよいでしょう。

大学病院

獣医学部のある大学には大学病院があり、そこでも動物看護師が活躍しています。

大学病院は、町にある一般的な動物病院等で治療や診断をすることが難しい症例を見る病院で、一般的には他の病院で紹介状をもらってから診察を受けにいく場所です。

獣医学部の学生や研修医の育成、病気の発生機序や治療法、予防法に関して研究することを目的とされた機関でもあります。

大学病院によっても得意分野があり、循環器に特化していたり整形外科の名医がいたりと様々です。

どのような分野に興味を持っているのかによって転職先を選ぶのも良いでしょう。

大学病院には最新の医療機器と一流の技術をもった獣医師がいるため、一般的な動物病院では行うことが難しい心臓手術や眼科の手術等、なかなか見られない症例を経験でき、動物看護師としてスキルアップするには最適です。

ただしより専門的な知識や技術が求められるため、一般的な病院と比べ選考基準が厳しい場合が多いです。

例としては、

・筆記試験

・実技試験

・実務経験〇年以上

が挙げられます。

病院により基準は様々ですが、ある程度の経験と知識、そしてここで働いて学びたい!という強い意志が必要です。

検査施設

検査施設とは、動物病院からの紹介を受けMRIやCTなどを撮影する場所です。

一般的な町の動物病院では血液検査、レントゲン検査、超音波検査等はできますが、大きな機械を置く場所や膨大な維持費が必要なMRIやCTを完備している病院はあまりありません。

そのためMRIやCTによる検査が必要だと判断されると、専門の検査施設に依頼をします。

検査施設では動物病院と同様に、獣医師と動物看護師が動物に適切な処置をし、MRIやCT撮影を行います。

その結果を飼い主さん、依頼主の動物病院と共有し、その後の治療は動物病院で行います。

専門性の高い仕事で、病気に関することはもちろんMRIやCTに関する深い知識も身につきます。

検査施設への転職の特徴としては。

・MRIやCTなどに特化して学べ、専門的なスキルが身につく

・検査施設は動物病院に比べ圧倒的に数が少ないため、求人の数も少なく競争率は高い場合がある

・勤務年数〇年以上といった実務経験を求められることが多い

などが挙げられます。

動物看護師以外へ転職

専門学校

動物看護師の専門学校では、動物看護師経験のある人を教員や講師として募集していることがあります。

これから動物看護師になることを目指している学生さんに、現場で培った知識や経験を伝え、未来の動物看護師を育成していくことはやりがいのある仕事です。

専門学校では、

・臨床検査試験

・動物の扱い方・保定法

・調剤法

・グルーミング方法

など現場で即戦力となるような授業を多く行なっています。実際に動物看護師として働き、数多くの動物と接したり獣医師の治療をサポートしてきた経験が存分に発揮できる仕事でしょう。

また、教員や講師だけでなく、専門学校の広報などに転職するケースもあります。

近年、国家資格化への法整備が進み注目が集まっている動物看護師という仕事を、より多くの人に知ってもらい、認知度を上げて動物医療の世界に貢献していくことができるのもやりがいのある仕事です。

動物看護師を育成する専門学校において、実際に働いた経験のある人は、リアルな現場のニーズや必要なスキルが分かるため貴重な人材です。

動物看護師としての仕事内容とは全く異なる職種ですが、動物業界の最新情報をキャッチし、発信していけるやりがいのある仕事です。

ペットショップ

ペットショップは、販売している動物のお世話や接客が主な仕事です。

まだ小さな子犬、子猫が多く、環境の変化により体調を崩す子が多いため健康管理はペットショップ店員の大切な仕事です。

動物の目の輝きや、食欲、飲水量、排尿排便の回数、量、臭い等、動物の状態をしっかりチェックするのは動物看護師の仕事ともつながります。

気になることがあれば提携する獣医師に相談をしたり、小さな変化を見逃さないようにお世話をすることは、動物看護師としての今までの経験が大いに役立つはずです。

また受付や電話対応、クレーム対応の経験も、ペットショップでの接客業務に役に立ちます。

お客様からしても、動物看護師経験のあるスタッフは安心感があるはずです。

初めて動物を飼う場合は不安が大きいので、爪切り方法や歯の手入れ、ブラッシング法や体調の悪い時はどんなサインが出やすいかなど細かくわかりやすくアドバイスするのも大切な仕事です。

今までの経験を活かしながら、かわいい動物に囲まれ、新しい家族探しのお手伝いができる魅力的な仕事だと言えます。 

一般企業

ペット用品の会社、ペットフードの会社等、動物関連の一般企業に転職するケースもあります。

一般的には書類選考から始まり、一次試験、二次試験と続くため、動物看護師として就職するより難易度が高く時間がかかるかもしれません。

一般企業のメリットとしては

・福利厚生、給与等の面で動物病院より充実している場合がおおい

・成果を上げると自分に利益が返ってくる場合がある

などが挙げられます。

動物病院とは雰囲気が全く違いますが、一般的な社会経験を積める良い機会でもあります。

動物関連の一般企業であれば、動物看護師としての経験を活かす機会もあるでしょう。

飼い主さんがどのような商品を求めているのか、どういうことに困っているのかなど、飼い主さんとコミュニケーションを取る機会が多い動物看護師だからこそ気づく点もあるでしょう。

動物看護師として働いた経験は、大きな武器となってくれるはずです。

また動物とは関係のない一般企業に転職するケースもあります。

動物看護師としてはやりきった、もっと違う世界が見てみたいという人は、違うステージに挑戦するのもいいでしょう。

今までの動物看護師としてのスキルは活かせませんが、全く無駄になることはありません。例えば営業職などでも、動物看護師の時に多くの患者さんと接してきたコミュニケーション能力が大いに役に立つでしょう。

動物看護師の転職には、様々な道があります。動物看護師としてスキルアップしたい人、違う職種にチャレンジしたい人、どんなケースであっても、動物看護師として勤めてきた経験が全く無駄になるということはありません。

今まで培ってきた知識やスキルに自信を持ち、積極的に新しい道にチャレンジしていきましょう。

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